2014年10月20日月曜日

自動車の実燃費が悪くなる8つの原因



ハイブリッド車や軽自動車を筆頭に、燃費がリッター30kmを超える車種も当たり前になってきた時代。ただ実燃費は案外悪かったりして、ガッカリするドライバーさんも多そう。

また最近は円安進行でガソリン価格も上昇中。少しで燃費を良くしたいと考えるのは、全オーナーさんの願いだと思う

そこでクルマの燃費が悪化する要因を8つピックアップしたいと思う。実燃費が伸びない理由は、そこに隠されてる可能性も。
 

エンジンの不具合

自動車が走行するためには、言うまでもなくエンジンの働きが必要。でも、そのエンジンに根本的な不具合を抱えてたら、当然走行性能が落ちるだけじゃなく燃費も悪化。マラソン選手が足に負傷をしているようなもん。

エンジンがベストパフォーマンスを発揮できてこその、カタログ燃費の数値。エンジンが不調だったら、どうしようもない。ディーラーさんや車屋さんなどに持ち込むなりしましょう。

エンジンオイルの劣化

エンジンオイルも劣化してると、やはり実燃費が悪化。これも上記と同じような理由。できるだけ、定期的に新しいエンジンオイルを交換しておきましょう。

タイヤの空気圧の減少

最近、世界的なタイヤメーカーがものすごく細いタイヤを開発するというニュースが話題になった。まさに軽自動車並。

この理由は、タイヤと路面の接地面が少ないほど抵抗が少なくなる。 自転車を想像してもらったらすぐ分かると思いますが、タイヤに空気が入ってないとグニャッとなって走りづらくなった経験が誰しもあるはず。

あれはクルマでも言える。タイヤの空気圧が減少してると、それだけタイヤの回り方が悪くなって実燃費も悪化。

最近のメーカーはカタログ燃費をアップさせるため、このタイヤをパンパンにしすぎる傾向にあるんですが、だからと言って、空気圧が下がりすぎてもダメ。エンジンオイルと同じように、定期的にタイヤの空気圧のチェックはしておきたい部分。

急発進や加速の繰り返し

運転が苦手なドライバーさんに多いイメージですが、急発進は禁物。信号待ちしてると、いきなりグイーンと飛び出す人もいますが、あれも燃費を悪化させる。安全のためにも控えた方が良さそう。空吹かしに至っては論外。

基本的にはスムーズな滑り出しで発進するのがベター。ドライブテクニックは駐車などがすぐ想起されますが、ドライバーの能力は燃費面に反映する部分がかなりある。

エンジンそのものがパワー不足

加速力がない自動車だと、どうしてもアクセルのべた踏みをしがち。だからカタログ燃費の数値が良くても、実燃費が案外伸びない車種はそこが問題。

特に軽自動車。夏の帰省などで、家族をたくさん乗せて高速道路を走ろうとするとかなりしんどい。だからターボ車の実燃費が案外良かったりするのも、それが理由の一つ。

新車や中古車を購入する時には、エンジンのパワーユニット・スペックをチェックしておくのが無難。試乗するのがベスト。

エアコンを付けながらの走行

エアコンをONにして走行してる場合、これも実燃費を悪化させる要因。

自動車だってアレもコレも同時に行うのはしんどい。感覚的に言えば、野球の試合をしながら同時に将棋を指すようなもん…ってちょっと違うか。

坂道が多い場所などを走行

実燃費が悪化するのは車体そのものやドライバーの技量不足といった内的な要因ばかりではなく、周囲の環境によっても実燃費が悪化する。

一番分かりやすいのが、坂道。1トン以上の鉄の固まりが坂を上るためには、相当なパワーが必要。当然それだけ余計なガソリンを消費してしまう。上記のエアコンの有無も、どちらかと言えば環境的条件に入るかも。

色んなサイトやブログで実燃費報告ってされてますが、みんなが同じ条件で走ってるわけじゃない。極端に燃費が悪かったり、また良かったりする報告では、こういう環境的・地理的要因が左右してることも多い。

重い荷物or同乗者をたくさん乗せて走行

だから平坦な道であっても、同乗者や重い荷物をいっぱい乗せて走った場合は、その分だけ余計にガソリンが消費される。

例えば一人で運転してても、ドライバーが100kg以上のおデb…巨漢さんなのか、50kg台の女性なのか、それによっても実燃費が全然変わってくる。

メーカーさんがカタログ燃費向上のため、燃料タンク容量を削るのもそこが理由。ガソリン自体の重さですら、燃費には影響を与える。だから一番燃費にはシビアな部分かも知れない。