2014年9月17日水曜日

【朗報】電気自動車で高速道路を乗ると9千円もらえるカラクリ



政府が、電気自動車(EV)で高速道路を使い長距離移動した場合、利用料金の一部補助を検討していることが14日、分かった。予算規模は約8億円で、来年度の予算化を目指す。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140914-00000002-biz_fsi-nb&ref=rank
電気自動車で高速道路を長距離利用した場合、政府から補助金が貰えるらしい。

一人あたりの金額を見る前に、そもそも電気自動車における高速道路料金って、どうなってるのか軽く見てみる。


現在、電気自動車は普通車扱い

電気自動車の車種区分は、現在は普通車と同じ料金。つまり軽自動車と違って、何の優遇もされていない。

ましてや、電気自動車は特に航続距離が短いので、高速道路を利用しようと考える電気自動車オーナーは極めて少ないのが現状でしょう。日産ではリーフ購入者に対して、「ゼロエミッションサポートプログラム」というサービスでいろいろ対応してくれてる模様。

8億円÷8.9万人のオーナー=9千円

なんか一瞬、新たに「電気自動車」という利用料金が安い車種区分を作って対応したり、休日割引や障害者割引みたいな感じで「ETC割引」みたいなことを想像してた。

でも違う。実際に、そのままゲンナマが貰える模様。

経済産業省によると国内のEVとPHVを合わせた累計販売台数は約8万9000台で保有者すべてに一律補助した場合は1台当たり約9000円となる。
それが一台あたりで9000円(厳密には8988円)。

8億円の予算を全て、電気自動車orプラグイン・ハイブリッド車オーナーに還元する太っ腹ぷり。まだどういうカタチで分配されるか分からないけど、もし受け取らないオーナーがいれば、一人あたりの補助金は増える?

代わりにアンケートを答えるのが義務

でも、その条件として走行距離や急速充電器の利用回数などのアンケートに答える必要がある模様。ただアンケートに答えるだけで9000円貰えるなら、ちょっと割の良い仕事かも?(笑)

ただそれでも急速充電器(15分で8割充電まで可能)の普及は、それでも心もとない。言っても、たった9000円。そのためにわざわざ高速道路で長距離利用するオーナーさんがどれだけいるのか。また増えるのか。

今回の政府の施策が、果たして普及の一助となるかどうかは疑わしい。そういえば日産は電気自動車で使用してるバッテリーは、韓国企業LGから外部調達するらしい。今後も電気自動車orプラグイン・ハイブリッド車のまだまだ道は厳しいか?