ダイハツ工業は7月22日、6月19日に発売した新型軽オープンスポーツカー「コペン」の累計受注台数を発表した。ダイハツ・コペンの受注状況が発表。ダイハツは若者世代にアピールしてましたが、果たしてその成果はいかに?
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140722_658905.html
コペンの受注数は一ヶ月で4000台!
まずコペンの受注総数を見てみると、発売から一ヶ月でおよそ4000台。「軽オープンカー」という稀有なジャンルを考慮すると、まずまずの立ち上がり。当初の月販目標台数が700台だったので、言うまでもなく合格点。今後も好調な受注を維持できるかは、車体を自在に着せ替え可能な『DRESS-FORMATION』の動向にかかってる。だから面白い着せ替えパーツをどれだけ早く、またどれだけ豊富に取り揃えるか、その運命次第でコペンの受注も増減してくるはず。
冒頭に貼った画像は「ローブ」。実はそれとは異なる「X(クロス)モデル」も、今秋に発売される予定。その数字を見る限り、幸先が良い流れだと思う。
コペンの年齢別受注状況
20代……10%30代……20%
40代……20%
50代……25%
60代~…25%
そしてコペンが肝心の若者にウケたかどうかですが、受注を年齢別にまとめてみるとこんな感じ。
記事内では「20代~40代が50%を占め、若い世代も多く支持」と結ばれてるんですが、個人的に40代を若者の枠に入れちゃっていいのかは少し疑問(笑)
ただそれでも受注全体の30%を20代30代が占めてるのは見過ごせない。
コペンの乗り出し価格は確か180万円ぐらいですが、諸々を含めるとおよそ200万円前後?安くしたとは言え、なかなか値が張る車種であることに違いがなく、また実用車ではなく完璧な趣味車。それをしっかり20代が10%でも購入してる事実は重い。
だから結論としては、「コペンは若者にそこそこウケてる」と考えるのが正しいと思う。クルマ離れと言われつつ、こういう面白いクルマを求めてる若者はやはり一定数いる証拠。…とは言え、コペンを購入してる半分が50代60代以上なのも事実ですが。
ただ、この調子で注文が安定し続ければ、他の車種にも色んな良い影響を与えそう。
コペンオーナーの3割がMTを選択
ちなみにコペン購入者の80%が男性だそう。逆に20%が女性ってことなんで、少し意外か。また変速機・トランスミッションの受注構成を見てみると、5速MTは30%とやや高め。スズキ・ハスラーだとMTは10%も行かない。ここからもコペンがどういうクルマかは伝わってくる。ちなみに、試乗したプロの評論家はCVTをオススメしてた気がしますが。