2014年5月14日水曜日

ガソリン価格 全都道府県で160円/Lを超えた「3つ」の要因



ガソリン価格は、3週連続で値上がりし、全都道府県で160円を超えました。(中略)全都道府県で160円を超えるのは、2008年9月下旬以来、5年7カ月ぶりです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000026872.html
消費増税から一ヶ月と半ぐらい経ちましたが、ちょっと憂鬱になるニュース。

ガソリン価格が全都道府県でリッター160円を突破したそう。


1990年代半ばのガソリン価格は、リッター80円台

1990年代半ば頃はリッター80円台とかもザラだったことを考えると、ほぼ倍。本当あの時代は一体なんだったんでしょうか。

例えば、低燃費車が多い軽自動車の燃料タンクは、およそ30リットル。それをまるまる消費するだけで、およそ2400円ぐらいの負担増になってる。もうちょっとナントカならんか、って話。

ガソリン値上げの原因は、増税+円安+原油高

このガソリン価格の高騰の原因は、主に3つ。

先月から消費税が8%にアップしたことは言うまでもなく、実はその裏で「地球温暖化対策税」も増税されてる。

安倍政権に遠慮してか、最近のマスコミは負担増に関する報道が控えめなので、そういう詳細はあまり伝わってこないですが、さすがに「事実だけ」は報道して欲しいところ。正直、情報源として頼りない。

そして、円安。簡単に言えば、円安が進むと「輸入したモノの価格」が値上がりする。当然、日本国内では原油が産出してないので、ほぼ100%輸入。だからガソリンなどは、特に価格に関して影響が受けやすい。言っちゃえば、アベノミクスが要因とも言える。

ラストは、やはり原油高。そもそも原油の価格が上がってる。これじゃあ、どうしようもない。最近はウクライナでゴチャゴチャしてるので、その影響がモロに出てる。そう考えると、日本にいながらにして国際情勢も肌で感じたり、感じなかったり。

…とは言え、昔とは異なり、反面最近の自動車はどんどん低燃費化。トヨタ・ヴィッツやパッソ、ラクティスなどが次々とマイナーチェンジをしましたが、燃費向上が目覚ましい。ハイブリッド車で言えば、ノアやヴォクシーなどのミニバンの実燃費はかなりスゴイ。

既に新車を購入したり、これから購入する方は、案外影響はなさそうな気もするが、ガソリンは二重課税。少し前、「暫定税率」というフレーズが流行りましたが、現在もリッター25円とか30円が上乗せされてる。自動車重量税にも地味にそれが反映されてたりして、日本政府はドライバーにもう少し優しくしてくれても損はしない