2014年4月9日水曜日

非課税の自動車保険料が値上げする「理由」



損害保険大手のNKSJグループは、(中略)自動車保険の保険料を平均で2%余り値上げする方針を固めました。消費増税の影響が本来、非課税の保険料にも及んだ形です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140404/k10013489281000.html
NKSJホールディングスが、日本興亜などの自動車保険料を値上げするそう。消費税がアップしたから当然の話かと思いきや、自動車保険料はそもそも消費税はかからないはず。

何故なんだろうと思ったら、「そりゃそうだよな~」という理由が背景にあった。



クルマの『パーツ代』が値上げするから

自動車保険料がアップする理由は、至極シンプルで簡単。

単純に、クルマの『修理費用』がかさむから。加入者が事故った時に、損害保険ってのは使うもん。ボコボコになったクルマのパーツを、新しいパーツに変える。その新しいパーツには消費税がかかるので、それ自体が値上げされる。

結果、保険会社が自動車修理工場へ支払う負担も増えてしまうので、最終的にそのツケが加入者に回るという話。

ハイブリッド車のパーツが高騰

特に、ハイブリッド車の部品が高騰してるらしい。電子部品の価格がもともと高いらしいので、ガソリン車と比較して消費税増税の影響がかなり大きく出やすい。

だからハイブリッド車の普及にともなって、損保会社はむしろ採算がどんどん悪化していってるんだとか。死亡事故などは大きく減少傾向のようですが、小さな事故はむしろ多発。自動車保険料が安くなる気配が一向にしないのが憂鬱。

対象1000万人以上、年額2千円の負担増

ちなみに今回の自動車保険料の値上げで、日本興亜などの場合、保険料率がおよそ2.5%アップするそう。これを金額に直すと、年額2千円程度。負担っちゃ負担だし、許容できるっちゃ許容できる範囲。ただチリも積もればナントヤラ。

そして影響が及ぶ範囲が、とにかく広範。なんと「1000万件」近い加入者に影響が出る模様((;゚Д゚))ガクブル