2013年度のハイブリッド車(HV)の国内新車販売台数が102万4115台となり、初めて100万台を突破した。2013年度のハイブリッドの新車販売台数が、年間100万台を突破したらしい。プリウスが発売されてから17年目での快挙(と書けばトヨタのみの功績に聞こえてしまいますが)。
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20140412-OYT8T50014.html
軽自動車も含めた、全体の新車販売累計が年間500万台だったことを考えると、かなりインパクトが大きいニュース。
多くのハイブリッドモデルの投入が寄与した、2013年
昨年にはクラウンやカローラフィールダーのHVモデルを追加したり、ここんところのトヨタの既存車種のHV化の成果。ホンダが新型フィットやヴェゼルを投入した影響も大きそう。今後は更にHVモデルが増えるはずだから、消費税増税の悪影響も無視できないが、今後もこの水準は維持していきそう。
トヨタ・ハイブリッド特許切れで、加速する2016年?
そういえば昨年2013年は、トヨタのハイブリッドに関する大きな特許が一つ切れたらしい。2016年からは更にトヨタのHV特許が切れていく。2016年問題とも言われてるそう。特許が何個か切れたからと言って、おいそれと各社が参入できるもんでもないんだろうが、徐々には他のメーカーでもハイブリッド車は増えていくはず。
マツダのアクセラでもハイブリッドモデルが発売されましたが、あれはトヨタが技術を提供。特許切れに先んじて、むしろトヨタがどんどん他社も巻き込んでハイブリッド車を普及させようとしてる節もある。
当然普及が進めば価格も下がる可能性もあるので、2020年の東京オリンピックが始まる頃には、普通車でガソリン車を探すのが難しい時代が訪れるのかも。
一昔前、もっと自動車は安かった
そういえば「1997年に発売されたプリウスが215万円と高価格だったから販売が奮わなかった」みたいなことを、記事では言及してる。ただ最近は軽自動車のN-BOXでも、200万円近い価格でも購入してるユーザーさんはいる。そう考えると、結構短期間でかなり自動車の高価格化が進んでる印象。
10年以上前のファッション雑誌を何故か手元にあったので、その裏表紙を見ると「ダイハツ・ムーブ」の広告が載ってた。それの価格を見ると、なんと「80万円台」。今のミライースの価格で買えた。
自動車が売れないと叫ばれて久しいが、そりゃこんだけ価格がアップすれば、売れるもんも売れんわなーと思わなくもない。ただ色んな安全基準などが引き上げられたりして、それに対応するため『仕方ない面』も大きいんでしょうが。