フォルクスワーゲンは、「ジュネーブモーターショー2014」(開催:3月4日~16日)において、プラグインハイブリッドシステムを採用した「 ゴルフ GTE」世界初公開した。GTEは、これまでGTIとGTDで象徴されているゴルフシリーズのスポーティラインアップの第3弾モデルとなる。フォルクスワーゲンが開催中のジュネーブモーターショーで、ゴルフのプラグインハイブリッド車を世界初公開。その名も『ゴルフGTE』。
http://autoc-one.jp/volkswagen/golf/special-1680575/
プラグインハイブリッドとは言え、スポーツモデルの一種。めちゃめちゃトルクフルで、0-100km/hではわずか7.6秒らしい(笑)
ただそもそもプラグインハイブリッド(PHEV)は普及するのか?って話。
フル充電に3時間以上!
『プラグイン』の名前からして、車体にプラグを差し込んで充電する必要がある。この『ゴルフGTE』の場合でも、フル充電に3.5時間かかるそう。時間かかりすぎ!
もちろん電気自動車ではないからガソリンで動くものの、一度充電し忘れると悲惨。「夜中に充電しておけばいいやん」ってことなんですが、駐車するたびにプラグインを…って面倒くさすぎ。普通帰宅してすぐ手洗いうがいはしない。プラグインハイブリッドはそれぐらい手間。
マンション住まいはどうするのか?
そもそもマンション住まいだったら、どこで充電すればいいのか。一軒家住まいだったらいいが、マンション住まいなら宝の持ち腐れもいいところ。このゴルフGTEの動力性能だって、充電されてこそのパワフルさ。電気モーターが動かなければ、結局150kW(204PS)という200馬力以上の最高出力を得られない。
まさに「何のため」に購入するのか?
電気自動車と「課題と対策」は同じ
結局、プラグインハイブリッドも電気自動車も根本的に問題は同じ。ガソリンスタンドすらどんどん潰れていってる現状で、供給元が安定してないのは致命的。まずプラグインを刺さなければ充電できてないのが痛い。市販されてるのかは知らないが、スマートフォンで置いておけば電波で充電できる機能は必須。
そして世の中のありとあらゆるお店の駐車場で停めておいたら、勝手に充電される。ドライバーみんなが意味なくコンビニでたむろするみたいな状況でも起きてこそ、プラグインハイブリッドが初めて普及したと言えると思う。
だから現状でPHEVが普及することはあり得なく、いかにハイブリッド車を洗練させていくかにメーカーは注力すべきなんだろうと思う。電気モーターやバッテリーの性能アップや小型化を進める方が、よほどメーカーにも消費者にも環境にも良いはず。