スズキは、3月4日より開催されている(一般公開日:3月6日~16日)「第84回ジュネーブモーターショー」に、Aセグメントの新型小型車「セレリオ」を欧州初出品した。
http://autoc-one.jp/suzuki/special-1680327/
外観だけ見ると、やたらゴルフっぽい。最初はイモ臭いデザインだと思ったが、それなりに味があるような気もしてきた。無難っちゃ無難だから、もっとパンチが効いたデザインで良かった気がする。
デュアルジェットエンジン搭載
このセレリオには、スイフトやソリオにも搭載されてる『デュアルジェットエンジン』が搭載されるそう。それなりに燃費も良いはずで、CO2排出量も85g/kmとトップクラスに少ないらしい。また前に記事も書きましたが、新トランスミッションを搭載した「オートギヤシフト」も搭載。徹底した軽量化
そしてスズキが燃費向上のために力を最も入れてるのが、『軽量化』。スペーシアはN-BOXやタントと比較して100kg近く軽かったりする。このセレリオも同じく徹底してボディーの軽量化をしてるらしい。まだ詳細なスペックは分かってないですが、そこで動力性能の体感的な向上を大幅に図ってるものと考えられる。
セレリオより大きいサイズのスイフトがリッター26.4キロだから、もしかするとセレリオのカタログ燃費はリッター28キロ29キロは超えてる可能性が高い。ただそういう経営戦略は日本で大成してるとは考えづらいので、やや方向性として微妙な感じもする。
Aセグメントとは?
ちなみにセグメントは、乗用車分類方法。CセグメントやBセグメントと呼ばれるジャンルもあって、日本で言えば「軽自動車」や「3ナンバー」や「5ナンバー」みたいな感じだと予想。その中でも一番小さいジャンル。ウィキペディアを引用すると、「おおむね全長が3750mm以下の乗用車を示すとされ、排気量0.6Lから1.3Lまでのエンジンを搭載」だそう。だから『軽自動車』の類いと思ってもいいかも。
大きな荷室容量
ウィキペディアの情報を信用すると、セレリオの全長は3750mm以下だと考えられる。昨日レビューしたデミオの現行モデルの全長は3900mm。車体サイズが小さいにも関わらず、セレリオの荷室容量は250Lと、そのデミオと同じ。だから車内空間も車体サイズを考えると、かなり広いよう。そこら辺は軽自動車メーカーのノウハウを活かしてるんだろうか。
スイフトをもっとスポーツ仕様に
今年後半からヨーロッパでこのセレリオを販売するようですが、そこで気になるのはスイフトとの住み分け。セレリオはまさに「足車」という印象がするので、もっとスイフトは燃費を気にせずグングン走るエンジンを搭載して欲しい。もっとデザインも挑戦的な感じでもいいと思う。新型デミオの情報を見て、尚更そんな風に思う。でなきゃ、スイフトは数年も経たない内に本当に埋没する気がする。もう少し高いレベルでのクルマ作りを期待したいところ。