先月末ぐらい、有志によってスズキ・ハスラーに関する『購入者向けアンケート』が作られた。
その集計結果を見てみると、ハスラーに関するやっぱりな事実・意外な事実が見えてきてなかなか面白い。ハスラー購入を迷ってる方は、いろいろと参考にしてみてもいいんじゃないでしょうか。
納車されたドライバーは依然として少ない
やはり、まだまだ納車待ちの方が多い。1000人近い購入者がいても、納車された人が2割にも満たない現実。良くも悪くも、スズキの当初の「月販目標台数5000台」の目論みが外れたカタチ。先月2月のオートックワンというサイトでもハスラーの見積依頼数がナンバーワンだったので、やはり早急な対策が欲しいところ。
ただ納車待ちが8割を超えてる理由も、その他の設問から少し見えてくる。
人気色はやはり2トーンルーフ!
ニュースサイトでも報道されてた記憶がありますが、人気色は2トーンルーフ。屋根だけ別色に塗り分けるというオプション。ただ1位はレッドとブラックの二色。やや意外。
http://autoc-one.jp/motorshow/tokyo/2013/suzuki/1555149/
おそらくハスラークーペの影響が大きそう。発売される予定はないんですが、よりスポーティーなSUV感が出てる。これの『赤』のイメージが鮮明に残ってる人が多そう。
女性ウケがいいとウワサのハスラーですが、ピンクとホワイトの二色も案外順位は振るわず8位。これもやや意外な事実。女性だからといって必ずしもピンクを買うという訳でもなさそう。
単体色ではカーキが健闘!
http://suzuki-tokyo.co.jp/2014/01/09/hus-col/そして、何と言っても驚きはカーキ色が3位。単体色で唯一の3桁数超え。実際ディーラーさんのサイトで集計したデーターでも、やっぱりカーキがそこそこ人気で4位と健闘。改めてこのアンケートの信頼性が伺える。
個人的には「何でこんな色が?」という感じですが、SUVというジャンルでは雰囲気的にマッチするのかも。カーキが売れるなら、もしかすると『迷彩色』も発売すれば売れるかも。
他の単体色で健闘してるのは、白色。目立ちすぎず目立たなさすぎず、個人的にはちょうど良い。
こうやって様々なカラー色だけではなく、他にもバリエーション豊富なオプションも多数用意されてるので、ハスラーは特に女性の買い物心みたいなんを刺激してるのかも。
人気グレードは上位モデルX
人気グレードも色んなところで報道されてる通り、最上位のXが人気。しかも、その中でもターボモデルが一番多い。700・800ぐらいまでは中間グレードのGがトップを走ってたんですが、ここ最近でグイグイ伸ばしてきた。
メーカーさんもお買い得な中間グレードGが売れると考えてたようですが、フタを開けてみると現実はコレ。駆け込み需要も手伝ったんでしょうが、『遊べるセカンドカー』として購入されてる方も多いのかも。ここらへんのミスマッチもあって、生産が遅れがちなのかも知れない。
http://autoc-one.jp/suzuki/hustler/report-1687360/0004.html
ちなみに上位モデルXの実燃費は市街地でリッター23キロ超え。スズキのアイドリングストップは評判が悪かったんですが、その性能が向上して本来の実力が発揮された模様。NAエンジンでこれなので、ターボエンジンでもリッター10キロ台後半は期待できるかも。
ほぼ半数の購入者が『4WD』を選択!
個人的に一番驚いたのが、4WD比率の驚異的な高さ。購入者の約46%が4WDを選択してる事実。こんな軽自動車は、かつてを含めても他にないはず。4WDモデルしかないジムニーは除く。
やはり『軽自動車初』の機能が功を奏したと思う。急な下り坂でも自動的に速度を固定するヒルディセントコントロールや、ぬかるんだ路面でもタイヤが空転せず発信できるグリップコントロール。この二つは思わず色んなところを走ってみたいと思わせるし、日常面でも高い安全性を確保してくれそう。
MT比率は8%
変速機トランスミッションの割合は、CVTが9割超え。5MTは8%台。今の時代そこそこ健闘してると思いますが、アンケートの初めのうちは10%9%あった記憶。ハスラー乗りは愛知県民が多め?
他にも何故かどこに住んでるかという設問も。その項目を見ると北国や雪国のユーザーが多いのかと思いきや、愛知県民が一番多い。これも意外と言えば意外。まあ愛知県も冬は寒いんだろうし、何より人口が多い都市部のユーザーの回答数が増えて当たり前といえば当たり前。
ただ愛知県民の運転はとにかく粗暴というイメージがあるので、事故ったハスラーを見かける機会もこれから増えそう(笑)
総括
1000票に到達したので、やっと記事化。ただその推移を見てる限り、傾向は200票300票の時からほぼ変わらず。統計的には1000票も必要なかったと、今更ながら思った。だから、期限は設けてないようなのでまだまだ回答は伸びると思いますが、これから5千票一万票に集計が増えても以上の傾向に大きく変化はないはず。ただMT比率だけは票数が伸びるに連れ、もっと下がる可能性は高い。あとは納車待ちの回答がどれだけ減るか。
とりあえずハスラー購入を考えてる方は、参考にしても良いんではないだろうか。