2014年2月6日木曜日

スズキ レーダーブレーキサポートⅡ登場!アイサイトなどといろいろ比較



スズキ株式会社は、小型乗用車「ソリオ」シリーズに、クラス初※1のミリ波レーダー方式による衝突被害軽減システムをはじめとする先進の安全技術を搭載した「レーダーブレーキサポートII装着車」をメーカーオプションで設定※2し、2月6日より発売する。
http://www.suzuki.co.jp/release/a/2013/0206/index.html

スズキのレーダーブレーキサポートが改良されて、今日からソリオ(SOLIO)に搭載されるそう。クルーズコントロールなども付いてきて、結構お得。

コンパクトカーでミリ波(電波)レーダーが採用されてるのは、他は日産ノートぐらいかな。フィットや軽自動車などに多く搭載されてる赤外線レーダーの場合は、夕方など作動しづらい時間帯もあるそう。

詳しくはソリオの公式サイトを閲覧していただくとして、どう変わったのか見ていきます。

レダブレⅠと比較


現在スズキの軽自動車に付いてるレーダーブレーキサポートは、フロントガラス内。それがフロントグリルに移動。そして作動する距離が劇的に伸びて、それが『100m先』。

そこまで劇的に伸びたことで、前方車両と近づきすぎると警告するようになった。その作動可能速度が約80~約100km/hと高速でも可能。

その状態でブレーキを踏むと、通常よりブレーキの効きが強くなる。ただ、さすがに自動的には止まらないので注意。現状5月か6月に発売されるスバル・レヴォーグのアイサイト3ぐらい。

自動ブレーキは時速30km以内とこれまでと変わらず。

 デメリットは誤発進抑制機能が無くなったこと。

ただしクルーズコントロールが付いてくる。レダブレⅠより36,750円しか高くなってないので結構お得。日産のエマージェンシーブレーキの場合、クルコンは付いてなかったはず。

ちなみにホンダのフィットやNシリーズ、ダイハツのスマアシも、このレダブレⅠレベルだから省略。

エマージェンシーブレーキと比較


10~80km/hの範囲で緊急ブレーキが作動し、30km/h以下で衝突を回避または被害を軽減、30km/h以上で減速して被害を軽減する。停止している車両および歩行者に対しては10~60km/hで作動する。
日産はエマージェンシーブレーキ。昨年末マイチェンしたセレナのCMでもやってますが、あれはミリ波レーダーではなくカメラ。

だから歩行者などにも反応して止まってくれる。レダブレⅡのようなミリ波レーダーでは、歩行者などには反応できず。ただし、クルーズコントロールは搭載されないよう。

価格は84,000円とややお高め。ただ前方と後方に反応してくれるので、後ろから追突される可能性は減るはず。レダブレⅡなどミリ波レーダーは、あくまで前方のみ。

デメリットは、作動可能速度が約60~約80km/hとやや低め。反応する範囲は広いものの、あくまで日常的な速度内の速度止まり。誤発進抑制機能もある。

レーダーブレーキサポートⅡとは甲乙つけがたい。

アイサイトと比較

相対速度が約30km/h以下の状況では、自動ブレーキによって衝突の回避・衝突被害の軽減を図る。また、相対速度が約30km/hを超える状況では、自動ブレーキによって減速することで、衝突被害の軽減を図る。
スバルのアイサイトですが、現状ではver2.0と比較。

あくまで自車との『相対速度』ということなので、相手が止まってようが走ってようが関係ない。またクルーズコントロールも前方のクルマの速度に合わせてくれるというもの。速度が遅かろうが早かろうが、一定の速度を保ってくれる。だから一番性能としては高い。誤発進抑制機能もある。

ただ価格は10万円と一番高い。でも十分その価値はある。さすがに比較すると、レーダーブレーキサポートⅡなど他社製のはやや見劣りするのが現実か。ちなみに次世代アイサイトのver3.0は、相対速度が50km/hと拡大。また同じく価格据え置きで10万円で発売するそう。