2013年12月2日月曜日

フィットの燃費も詐欺的か?



アクアを好燃費で選択しようと思っている人は注意が必要だ。トヨタの常套が隠されている。カタログ数値を正確に読み取ろう。
そこには、こう書かれている。「メーカーオプション装着およびメーカーパッケージオプション装着により、車両重量が1090kg以上の場合、33.8km/リッターとなります」とある。37.0km/リッターの燃費は車重1080-1050kgkgで計測・達成している。
http://economic.jp/?p=29433
上記はアクアの燃費が詐欺的であるという記事。では比較されたフィットの場合はどうなのか気になったので、見てみましょう。「詐欺的」という表現が相応しいかどうかは一旦置いといて、そうだと思われる部分を列挙。

  • フィットは燃料タンクが小さい
まずフィットは燃料タンクがかなり小さい。その容量が32Lとほぼ軽自動車並。ちなみに何故小さくするかといえば、とりあえずカタログ燃費が伸びる。

ではアクアの場合はどれぐらいあるかと言うと、36L。マツダのスカイアクティブが35Lということを考えると、決して小さいとまでは言えない。一回の給油における『航続距離の長さ』を考えると、フィットは完敗。実燃費がほぼ同じだとしても100キロメートル近い差が出てくるはず。
  • 40Lタンクのカタログ燃費はガタ落ち
40Lサイズも用意されてるんですが、じゃあその燃費はというと…
リッター33キロ、リッター31キロにまでガクンと落ちる。
  • HVだけでなく、ガソリン車でも同じ
フィットのガソリン車も「低燃費でスゲー」という扱いでしたが、この燃料タンクも32Lと軽自動車並に小さい。ほぼカタログ燃費が同じのスズキ・スイフトの燃料タンクはというと、これはしっかり40Lある。

そしてフィットのガソリン車も燃料タンク40Lバージョンが用意されてる。では、その燃費はというと…

まさかのリッター24キロ台。もちろんこの数字自体は決して悪い数字ではありませんが、やっぱりインパクトにはやや欠ける。スズキ・スイフトの燃費の良さだけ際立つ。
  • 所詮はカタログ燃費
「所詮、カタログ燃費は信じない」ユーザーが多いのは事実だ。
ただ記事の最後でこう結ばれてるように、他社も似たようなことはしてるわけで、あまり過度に信頼してるユーザーが少ないのも事実でしょう。

でも燃料タンクだけは後からオプションでどうこうできるわけではないので、フィットの方がどちらかと言えば褒められたものではないと個人的には思いますが。最初感動しただけにこの事実を知った時は、すごーくガッカリしたのは内緒。