日産自動車が軽自動車の自社生産を検討していることが9日、分かった。三菱自動車と共同開発する新型車の第3弾から日産自動車九州(福岡県苅田町)の工場 で生産する方向で調整する。国内新車販売の約4割を占める軽自動車の生産技術を磨くほか、国内雇用を維持する狙いもある。日産自動車が軽自動車を生産することを決めたらしい。 なんとこれが初。今までずっとスズキからOEM供給を受けモコ(MRワゴン)やルークス(パレット)を発売し、今年になってからは三菱と共同で合弁会社を設立した後も、生産だけは三菱に頼りきっていた。つまり今そこそこ売れてるDAYZは、日産製ではなく全部三菱製。やたら嵐をCMで見ますが。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131109/biz13110912390007-n1.htm
それが「やっと」というべきか、日産が自ら立ち上がり軽自動車を作る。ちょっとした衝撃的なニュースではないでしょうか。それだけ軽自動車の存在感がどのメーカーも無視できなくなってる証拠。
来年初頭にはほぼ見た目DAYZの超ハイトワゴン・ルークスが発売。ちなみにスズキがパレットからスペーシアにフルモデルチェンジした3月以降、OEM版の旧ルークスの販売は停止中。ただその正式発表を新型タントの発売日と敢えてかち合わせるも、見事粉砕。タントに耳目を全て奪われちゃって少し哀れみすら感じましたが、ただおそらくルークスもまだ三菱製。
ニュースを読むと「第三弾」の文字が見えるので、おそらくこれは『モコ(Moco)』のことを指してるんだと思います。DAYZ→ルークス→…ということなので、スズキからOEMを維持して全く新しいものを出すとも考えにくい。
前述の通り、これはスズキのMRワゴンを少し見た目を変えてるだけ。ルークスと異なり、今現在も販売を続けており10月の販売台数は3000台少し。DAYZが出てくる以前の昔はもっと売れてた。
正直三菱とNMKVという合弁会社を作った後、ルークスが発売することまでは分かったんですが、モコの去就までは分からなかった。それが今回の日産初軽生産のニュースで分かったということでした。
ただスズキの軽自動車は特に燃費性能が極めて高い。モコの画像を見てもらったら分かりますが、リッター30km。DAYZはかなりギリギリ無理してリッター29kmちょっとしかない。OEMとは言い換えれば「お下がり」。DAYZは過去がなかったからいいですが、モコは良くも悪くも歴史がある。正直それを超えるようなものを作れないと…と個人的にはいらぬ心配をしたりしなかったり。
でもスズキはスズキで月何千台分の供給先が減るので、これはこれで厳しい気もする。日産のモコのためにMRワゴンが存在してた側面も強いので、きゃりーぱみゅぱみゅ…もといMRワゴンのこのあとの未来も気になる所。前から思ってるのは、スティングレーのようにワゴンRの派生種として売れよっていう。