2013年11月19日火曜日

ホンダ、低燃費ターボエンジンを復活!新興国で欧米勢を追随



 ホンダは 19日、小型・中型車向け新型エンジンを開発したと発表した。ターボチャージャー(過給器)付きで燃費を5~10%改善。2015年に欧州で新型エンジン の搭載車を投入する。ターボエンジン車は欧州などで普及しており、世界の生産台数は20年に12年比2倍に増える見通し。燃費規制の強化に対応し、世界で のエコカー戦略を強化する。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD180TQ_Z11C13A1MM0000/?dg=1
ホンダの普通乗用車でターボエンジンが復活。産経新聞によると高級セダン「レジェンド」が販売されていた1991年以来ぶりらしいので、約20年ちょっとぶり。既に軽自動車ではターボエンジンがありましたが、その技術を応用して順次来年以降搭載していくそう。画像は2000ccモデルで、最高出力280馬力超らしいのでパワフル。


何故ホンダが普通乗用車において低燃費ターボエンジンを復活させたかと言えば、単純にハイブリッド車は価格が高い。コストという点ではどうしても見劣りがする。それだとブラジルや中国などの新興国では太刀打ちできない。

欧米は主にエンジンを小型化して燃費も稼ぎ、その結果落ちたパワーをターボで補うという技術が一般的。その方法であれば価格を抑えることもでき、厳しい環境基準にも対応できる。言っちゃえば、まさに軽自動車のターボの延長線上。これをホンダは普通車でもやり始めたというニュース。

ただ新興国だけではなく日本のような先進国でも、それなりにウケそう。やっぱりハイブリッド車というだけで、他より数十万円は高くなる。だからと言って、燃費を優先しすぎたガソリン車だとパワーが無いことも多い。その中間を埋めてくれるのが、こういうお手頃な低燃費ターボエンジンの存在だと思います。