スズキは排気量1000ccのガソリンエンジンにターボチャージャー(過給器)を組み合わせた小排気量過給エンジンを2016年から世界戦略小型車「スイフト」に搭載する方針を固めた。3年後の2016年までにスイフトスポーツがダウンサイジング化するらしい。現在1600ccのエンジンを無くして、排気量1000ccのエンジンを新たに作るとか。もちろんターボチャージャーを付けて、ある程度はパワフルさを維持するとは言え、スイスポを乗ってる方には結構衝撃的なニュースかも。ちなみに、素のスイフトやソリオに搭載してる1200ccエンジンは現状維持。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420131121aaaq.html
おそらくこれは軽自動車の増税も睨んだ上での戦略。軽が増税されると、自然と一段上のエンジンを搭載してるコンパクトカーも視野に入ってくる。ここの商品を充実させておかないと、ユーザーに逃げて行かれる可能性も高くなりますからね。
今後はどういう風な税制に変わるか分かりませんが、ダウンサイジングしておくに越したことはない。最近はホンダが普通車でのターボエンジンの開発の復活をお伝えしましたが、日本に留まらずこれは世界的な流れなんだろうな~と。
話を戻すと、スイスポは遊び目的の車だと思うので、今後ユーザーがどういう反応を示していくか気になる所。今現在はハイオク仕様なので、それがレギュラー仕様に変わるはず。だから個人的に、むしろ門戸は広がると思う。日本だと1600ccという規格は中途半端な立ち位置だったので、それも改善されるのは喜ばしい話。他にもスイフトスポーツの色んな可能性が広がっていきそうなニュースでした。
そして気になるのはライバル勢…主にダイハツの動向。トヨタの子会社ということもあり、コンパクトカーを作ってない。軽自動車の税金が上がった場合、ここらへんのラインナップをどうしていくのか。単純にトヨタのお下がりハイブリッドエンジンを搭載していくのか、はたまた自社開発していくのか。前者にしろ後者にしろ、存在感は薄まっていきそうな感じがしなくもない。