カートップ4月号 |
そこで既に事前情報も発表されてますが、今回は三菱・エクリプスクロスに関する最新情報をまとめてみました。
エクリプスクロスはもともと次期RVRとして開発されてた
まずはエクリプスクロスが発売されるまでの複雑な経緯を説明。興味がない方はスルっとスルー推奨。
実は、このエクリプスクロスはもともと次期RVRとして開発されてた。ただ日本国内にとどまらず、世界的にSUVに対する需要が旺盛。そこで三菱自動車は次期RVRとは切り離して、単独でエクリプスクロスの開発発売に踏み切ったという経緯があります。
このエクリプスクロスはアウトランダーとRVRの中間サイズ。具体的な車体サイズは4405×1805×1685mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2670mm。いわゆるCセグメントSUV。国産車だと日産・エクストレイルやトヨタ・C-HRあたりがエクリプスクロスのライバルになりそう。
逆に考えると、三菱自はRVRをサイズアップしようとしていた意図も読み取れます。ちなみに次期RVRのフルモデルチェンジは来年2018年にずれ込みます。ずっとエクリプスクロスに関する話題があったものの、ずっと名前が決まってなかったので記事化しにくかった。ようやくエクリプスクロスの記事を書けて良かったです。
エクリプスクロスはバックウィンドウを刮目せよ!!
カートップ4月号 |
エクリプスクロスが特徴的なのはバックウィンドウ。カートップさんの画像だけだと伝わりませんが、ガスは二枚構成で背後がカックンカックンしてる。リアだけに限ると、個性の強さはトヨタ・C-HRにエクリプスクロスは負けてないか。
エクリプスクロスは専用2.2Lディーゼルエンジンを採用
このエクリプスクロスに搭載されるエンジンは2種類。1.5リッター直噴4気筒ターボと2.2リッターディーゼルターボ。ともに新開発らしい。おそらく売れ筋は後者のディーゼルがメインになりそうか。
2.2L直4ディーゼルターボエンジンのスペックを見ておくと、最高出力が150PS/3500rpm。最大トルクが37.0kgm/1500~2750rpm。かなり低速加速に優れてそうなエンジンであることが数字上からは伝わってきます。各部位に低フリクション化で燃費も優れているらしい。
また変速機はそれぞれ別々なのもエクリプスクロスの特徴。1.5Lガソリンターボは8速スポーツモード付CVTに対して、2.2リッターディーゼルターボは8速ATを採用。ディーゼルターボは燃費そのものに優れてるので、あえて8速ATを設定したんだと思われます。CVTに関してもエクリプスクロス級の自動車で8速は珍しいと思うので、走りの点でも期待できそう。
(追記:残念ながら2.2Lディーゼルターボの日本国内での投入は見送りが決定してます。ただ2018年後半以降に遅れて登場するのではないかというウワサもあります)
当初は計画されていたPHEV化はマンパワーの関係上、とりあえずは次期RVRのみになりました。エクリプスクロスの開発に至っては、技術者が過酷な労働を強いられてることでも問題に…。まあ、いずれ新型エクリプスクロスの売れ行き次第でPHEV化される可能性はあります。
エクリプスクロスの駆動方式は評判の良い電子制御AWDも採用。ランエボ譲りのS-AWC技術がもちろん盛り込まれてる。PHEV化こそ達成できませんでしたが、かなりエクリプスクロスは商品力が高いクロスオーバーではなかろうか。
エクリプスクロスの発売日は?
日産の子会社化して初の新型車、いや三菱自動車のみで開発した最後の新型車ともいえるエクリプスクロスの発売日は、今年2017年後半までにヨーロッパで発売される予定らしいです。
つまり日本でのエクリプスクロスの発売日はおそらく2018年をまたぐ可能性が高そう。それでも前述のように三菱RVRが2018年にフルモデルチェンジするため、どれだけ発売が遅れても2018年初頭には大きな動きがあるはず。
ちなみにベストカーさん予想情報ではエクリプスクロスの日本国内の発売時期は2018年春との見立て。
新型エクリプスクロスの価格帯は?
ラストはエクリプスクロスの価格。既に三菱自動車は新型エクリプスクロスの情報を先駆けて公表してるものの、残念ながら価格情報は現時点では不明。
ただ前述のようにアウトランダーやRVRの中間サイズってことを参考にするなら、新型エクリプスクロスのエントリー価格は200万円台半ばぐらいかなーと個人的に予想してみます。
ベストカー4月10日号 |
ちなみに最新自動車サイト「カーギーク」の【三菱】新型エクリプスクロス 試乗インプレッションまとめも参照。
新型エクリプスクロスの確定情報なども追記済み。残念ながらディーゼルターボの投入は見送られましたが、新型エクリプスクロスの1.5Lターボは必要十分以上の実力は兼ね備えている模様。