このコースターの2012年における生産台数は12362台だったそう。つまりコースターは月1000台ぐらい売れてる計算?海外へ輸出されてるとしたら実際にはもう少し減るんでしょうが、それにしても意外に売れてるコースター。
だから少しはアクセス数は見込めるだろうという打算的な思惑で、コースターのフルモデルチェンジ情報をまとめてみました。果たして新型コースターはどう変わるんでしょうか?
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ヨーロッパ基準の安全性能に適応
コースターのフルモデルチェンジの大きな目玉は、ざっくり言うと「安全性能の向上」にあります。
まずは車体の安全性。バスの車体はどうしても不安定ですので、横転事故を起こしてしまうこともあります。そこでウエストライン部分と車体上部の強度を高めることで、横転しても乗員の空間を確保することができます。
これをロールオーバー基準と呼ぶらしい。ヨーロッパ全土では「ECE」という法律で定められている「R66」という基準を満たさないとダメだそうですが、新型コースターではこの基準に適用してくるらしい。
言葉で説明するだけでは伝わりにくいので、動画を見てもらえると分かりやすいかも。車体が潰れることもなく、車内空間がしっかり確保されてます。もちろん乗員のダメージが全く無いってことはなさそうですが、少なくとも屋根が落ちて乗員が押しつぶされるような被害は減りそう。
このロールオーバー基準は大型路線バスとして使われている、いすゞの「エルガ(ERGA)」や三菱ふそうトラック・バスの「エアロクイーン」も採用済み。もしトヨタ・コースターに採用されれば、それより小さいマイクロバスでは初めてとのこと。
全体的な剛性感が高まるということで、ドライバーさんも運転しやすくなるのかも知れません。バスに関してはイヤなニュースしか聞きませんので、今回のフルモデルチェンジで悲惨な事故が減ることを望むばかり。
そして新型コースターには自動ブレーキも装着されます。タイプとしてはカメラ方式とのこと。車線逸脱防止支援システムも設定されるとか。警報だけだとあまり意味はないと思いますが、それでもカメラ方式だと今のところ一番性能面では優れているので期待ができます。
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新型コースターのエンジンや見た目の変化
コースターのエンジンには4.0L 直噴ディーゼルターボエンジンが搭載されています。最高出力は180PS、最大トルクは461Nm。意外にそこまでパワフルでもないなーというのが正直な感想ですが、カタログ燃費は8キロ9キロぐらいあるそう。
このエンジンがブラッシュアップされて、燃費性能や動力性能が多少アップされるのではないかとの見立て。ただ前述のように車両の安全性が高まるので、燃費性能がどこまでアップするかは疑問か。
新型コースターの見た目も大胆にブラッシュアップされます。25年も見た目に変化はなかったので、さすがに清潭な雰囲気が増しています。ただフルモデルチェンジ後は何となくブチャイクになったというか、若干『妖怪ウォッチ』に登場する妖怪に見えるのは自分だけ?(笑)
以上、トヨタ・4代目コースターのフルモデルチェンジでした。新型コースターの発売時期は2017年2月以降になります。