2016年3月8日火曜日

2016年2月 新車販売ランキング感想まとめ| 日産リーフ爆売れの巻



久々に新車販売ランキングについての記事を書いてみます。

個人的に目を引いたのが、電気自動車の日産リーフ。昨年末にマイナーチェンジをして、バッテリーを大容量化させて航続距離を伸ばしました。自動ブレーキも搭載されたこともあって、1月に引き続き2月も爆売れでした。




日本自動車販売協会連合会
具体的に2月の販売台数を見てみると、日産リーフは2819台。トヨタ・アルファードや同じく昨年にマイチェンして人気のスバル・フォレスター並。矢沢永吉の影響恐るべし。

考えてみるとリーフは電気自動車という割に価格は300万円を切ってるので、実はお買い得。これぐらいが本来の実力と言えるのかも。パソコンやスマートフォンではないですが、電気自動車も「スペックの追及」こそが人気獲得 or 普及の最短の道なのかも知れません。


続いてリーフと同時期にフルモデルチェンジした、トヨタ・プリウスは堂々の一位・19010台。でも前年比では約145%増止まり。アクアの存在もあってか、確かに勢いという点では昔ほどではないのかも。どうしてもシエンタの564%増の方が目立ちます(笑)

ホンダ・フィットは一万台の大台に乗せてきて、日産・ノートに面目躍如。

そして先月2月にハイブリッドモデルが追加されたオデッセイも、リーフと同じく爆売れ。3410台と前年比で171%増。オデッセイの1月の販売台数が506台だったことも考えると、やはり「ハイブリッド」のネームバリューは強し。

ただオデッセイハイブリッドの実燃費を見てみると名前負けしてないことは付け加えておきます。これからトヨタ・アルファードやヴェルファイアとしっかり肉薄していく可能性は高そう。


軽自動車

全国軽自動車協会連合
軽自動車もさっくり見ておくと、スズキ(48236台)がダイハツ(58677台)に完敗。約1万台近い差。

やはり超ハイト系ワゴンの差がそのままメーカー全体の差として現れている模様。スズキ・ワゴンRは7698台、ダイハツ・ムーヴは8084台。スズキ・アルトは9876台で、ダイハツ・ミラは7657台…などなどライバル車種を各々比較すると、ここらへんでは実はスズキとダイハツに大差はありません。

でもダイハツ・タントは17977台で一位。ホンダ・N-BOXが17897台だったので先月に続いて辛勝。「軽自動車で未使用車が多い車種は?」という記事も書きましたが、実質的にはエヌボが上回ってるかも(ゴニョゴニョ)。

一方、スズキ・スペーシアは7524台と一万台近い差。ほぼメーカー別の販売台数差と同じ。一桁違うので未使用車がどうこうってレベルではなく、ここのテコ入れをしないとスズキとしてはこれから先も苦しいでしょう。どうしてもワゴンRで成功したメーカーなのでそこを一番売り出したいんでしょうが、ワゴンRクラスの軽自動車が隆盛を誇ることはもうないはず。

しかしどのメーカーも前年割れの車種が多く、今年もアベノミクスはダメそうです。