新車購入時の商談で欠かせないのが「下取り(査定額)」。愛車を引き取ってもらうカタチで、実質的な新車の値引きが行われています。でも中古車販売店で愛車を引き取ってもらう場合には「買い取り」という表現が使われるのが一般的。
じゃあ「下取り」と「買い取り」の違いは何かあるのか?ほぼ同じ言葉にしか思えませんが、結論から書きますと実は両者は似て非なるもの。
買い取りは「再販(リセール)目的」。引き取った愛車を確実に再販して利益を得ます。だから中古車市場での人気や車体の状況など厳しくチェックされます。
一方、下取りは「新車購入支援目的」。下取りは値引きするための口実作りみたいなところがあって、買い取りほどシビアにはチェックされません。買取価格より高値に設定されることもしばしば。言ってしまえば、後者はジャパネットたかた方式。えぇっ!?こんな古い掃除機で1万円も値引きしてもらえるのッ?的な。
また最近では下取り査定額には、中古車市場での人気も考慮した「買取価格」が上乗せされることもあるそう。「車を買い換える最善のタイミング」も参照。