ちなみにカムリの上記グレードのカタログ燃費が23.2km/L。エンジン排気量が2500ccで、システム最高出力が205PSと、クラウンハイブリッドに搭載されてるハイブリッドシステムと同じ。このクラウンは昨年に大幅テコ入れされたのは記憶に新しいですが、新型クラウンアスリートターボとロイヤルハイブリッドの実燃費記事は既にアップ済み。
ちなみに今回のカムリの燃費計測は、一名乗車、エアコンON、クルーズコントロールONの状況。場所は東名高速道路だそう。条件としては可もなく不可もなし。
ニューモデルマガジンX1月号 |
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カムリはハイブリッドシステムはどちらかというと動力性能に割り振ってスポーティーなセダンと仕上がっているせいか、ハイブリッド専用セダン車としては比較的平凡な 実燃費。一応セダン車であるプリウスと車重は100kgちょいしか変わらないことも考えると、やはりカムリはアメリカ市場がメインだからか、良くも悪くも実 燃費面では「ガソリンエンジン車並み」と記事では結ばれているのも頷けます。あくまでカムリは「スポーティーなお手頃セダン」として考えた方がよさそうです。
ちなみに新型カムリではプリウスと同様に新型THSⅡにハイブリッドシステムが刷新されるんですが、新型プリウスの実燃費がどえらいことになってたので思わずカムリのフルモデルチェンジにも期待は高まります。実際2017年にフルモデルチェンジする新型カムリの駆動用モーターはプリウスより高出力だそう。
アコードPHVの実燃費は約100km/L!?
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それもそのはず、ここまでアコードが異様に実燃費を叩き出せた理由はグレードが「プラグインハイブリッド(PHV)」だから。距離13km程度だとほぼEVモードで走行できたらしいので、当然っちゃ当然の結果。ただバッテリー残量が減ってエンジンとの併用走行でも、アコードの実燃費は24.6km/L、24.1km/Lとカムリを圧倒。
アコードの実燃費を見ると、改めてPHVの有用性や可能性を感じると同時に、ハイブリッド車はあくまでガソリンエンジン車の延長でしかないとも感じさせます。世界的に燃費規制が強まる中、特に大排気量エンジン搭載車が生き残るにはプラグインハイブリッド以外に道は残されてないのかなーと。いずれカムリもPHV化される日も遠くない?