2015年12月6日日曜日

BMW 新型 X3はフルモデルチェンジで何が変わる?【2016年3月】



先日、BMWのSUV「X1」がフルモデルチェンジされました。来年春以降には、その「X1」が三列シート化するという情報も。また2017年には「X2」が発売されるウワサもあったり、BMWのSUVラインナップが近年強化されつつあります。

BMW 新型 X3のフルモデルチェンジに関する最新情報

ニューモデルマガジンX1月号
そしてBMWのSUVの一つである「X3」が、来年の春以降にフルモデルチェンジするらしい。国内だとトヨタ・ハリアーあたりがライバル?ちょうど「X1」が三列シート化するのとほぼ同じタイミング。

そこでBMW新型X3のフルモデルチェンジに関する最新情報をまとめてみました。



モデルチェンジで新型X3はクーペスタイルへ?

BMW新型X3では新しいプラットフォームが採用される予定。それがつい先日フルモデルチェンジした新型7シリーズに初めて使われた「CLAR」というプラットフォーム。Xシリーズとしては、今回の新型X3が初採用となるそう。ちなみにBMW5シリーズも来年のフルモデルチェンジで、この「CLAR」というプラットフォームが採用される予定。

このCLARは炭素繊維やハイテン材をフルに使った軽量プラットフォームで、新型X3に限らず、5シリーズもフルモデルチェンジで車重が100kg近く軽量化されるのではないかとのこと。現行X3(xDrive 20i)が1850kgでしたので、フルモデルチェンジで1700kg台まで軽量化される可能性も高そう。

基本的にXシリーズでは「奇数番号がオフロード仕様、偶数番号がクーペ仕様」みたいに住み分けされていましたが、今回の新型X3ではクーペ風のスタイルに変わる可能性が高いらしい。

具体的に新型X3と現行X3の車体スペックを比較してみると、全長が+35mmで4700mm、全幅が+10mmで1890mmと拡大されます。でも全高は-50mmも下がって1625mm。これが事実だとしたら、X4はフルモデルチェンジでどんなフォルムに変化するかが良くも悪くも楽しみになってきます。

ちなみに新型X3のホイールベースは+20mmに伸びて2830mmへ。中国や北米では更にロングホイールベースのモデルのBMW・X3が発売される公算が高いですが、日本ではやはり投入される見込みは少ないでしょう。


1.5Lエンジン搭載のPHEVも設定される?

BMW新型X3ではエンジンラインナップに変化はない模様。4気筒の2000cc、6気筒の3000cc。

2016年にフルモデルチェンジするBMW X3 サイドからの画像
ただプラグインハイブリッド車が新しく設定される可能性も。もちろんPHV自体に珍しさはないかも知れません。X5でも既にプラグインハイブリッド車が販売されてますし、来年フルモデルチェンジの新型5シリーズでも同じく設定されるというウワサ。

でも発電するエンジンの排気量が1500ccと小型だそう。ちなみに、BMW・X5のPHEVでは2000ccのツインターボエンジンが搭載されてます。X3の車格を考えると、そこまで大きなエンジンが積めないとはいえ、早くもPHEVでもダウンサイジング?…という表現は正しくないかも知れませんが。

三菱自動車・次期RVRにもPHEVモデルが設定される予定で、このエンジンが1500cc。日本の自動車メーカーさんのPHEV戦略にも影響を与えそうというか、それだけプラグインハイブリッド車が身近になりつつある兆しかも知れません。