2015年11月10日火曜日

ルノー キャプチャーがマイナーチェンジで三列シート化へ!?【2016年9月頃】



現在フランス政府から茶々を入れられてるルノーですが、世界的に人気のコンパクトSUV・キャプチャーが2016年秋頃にマイナーチェンジするというウワサ。キャプチャーは2013年に初登場したので、およそ3年ちょい後。基本的にはデザインの変更のみで、フロントグリルが若干拡大され、バンパー下部にあるライトも消失してる模様。

ルノー新型グランドキャプチャー
ニューモデルマガジンX12月号
そして注目は三列シートの新モデル(新グレード?)も同時に投入される可能性があるらしい!その名も「グランドキャプチャー」。

最新自動車情報サイト「カーギーク」のルノー新型キャプチャーフルモデルチェンジ情報もご参照ください。



ルノーの公式サイトを見ても、キャプチャーの隣は大きな空白があるのでなんだか寂しい。ここへ新たなラインナップを投入して空白を埋める可能性は十分有り得そう。

三列シート化はホイールベース拡大で対応

ニューモデルマガジンXさんの考察では、一見するとキャプチャーのテストカーにしか見えないんですが、ホイールベースが拡大されてるらしい。

ルノー キャプチャーは2016年後半にマイナーチェンジ?
ちなみに現行キャプチャーのスペックを書いておくと4125×1780×1565mm(全長×全幅×全高)。ヴェゼルやCX-3よりやや小さめか、ほぼ同じぐらい。

だからこのサイズで「3列シート化は大丈夫?」と思ってしまいますが、既に大人気のトヨタ自動車・シエンタは全長4200mmですので、なんとかギリ大丈夫な範囲なのかなーと好意的に解釈してみます。全長が4500mmあるBMW・2シリーズ グランツアラーの三列目がかなりペラペラだったので、あまり多くは期待できないのも事実でしょうが。

記事ではやはり欧米で人気の日産・キャッシュカイ(往年のデュアリス)を参考にしてると分析されてました。キャッシュカイのスペックを書いておくと4377×1806×1595mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースが2646mm。エクストレイルより一回りほど小さめ。

これの三列シート版が、その名も「キャッシュカイ+2」。+2の意味は「2席増やした」的な意味合い。普通のキャッシュカイよりも全長が+211mm、ホイールベース+135mmされてたそう。そこにグランドキャプチャーも追随してくるのではないかということ。

BセグメントSUVでもミニバン要素がトレンドに?

ルノー新型グランドキャプチャー リア画像
だからmagXさんは「BセグメントSUVでも三列シートがトレンドに?」と見出しでバン。韓国のメーカーも三列シートのBセグメントSUVのコンセプトカーを出品してたりするらしく、若干あおり気味。

でも実は肝心のキャッシュカイ+2ですが現在では発売してないっぽい。キャッシュカイは2013年にフルモデルチェンジされてるんですが、この+2はエクストレイル(7人乗り)に集約・置き換わったっぽい。まるでキャプチャーの登場にタイミングを合わせたかのように消滅してる。

つまりグランドキャプチャーなるものが、敢えて今更そこに追随してくるのか?という疑問も湧きます。仮に参考にしてるとしても、そもそもキャプチャーの車体サイズがかなり小さめ。さすがにノーズ部分を考えると全長4400mmぐらい確保しないと、ホイールベースの拡張だけで対応できる範囲は知れてそう。

ちなみに余談ですが、最近自分の従兄弟に赤ちゃんが産まれました。これまではずっと軽自動車に乗ってたようですが、なんとホンダ・ヴェゼルハイブリッドにチャイルドシートを載せてました。別に法的な規制はありませんが、「SUVにチャイルドシートってアリなん?」と少し驚いた。

でも子育て世代だからといって、ミニバンや超ハイト系軽自動車を必ずしも選ぶわけではない事実を垣間見れました。日本のミニバンのデザインはタマゴ型ばっかで正直食傷気味な方も多そう。あまりにバリエーションが少ない。

確かに日本でも「三列シートSUV」が流行る素地は十分ありそう。キャプチャーのようなカッコいいデザインでミニバン要素も取り入れれば最強っちゃ最強。こういった意欲的なアプローチを続けていくと、もしかするとフォルクスワーゲンの穴を埋めるのは、意外にフランス車かも知れません。

とりあえず新型キャプチャー(グランドキャプチャー?)は、2016年秋に開催されるパリサロンへ出品されることは間違いないと考えられます。