アウディジャパンは16日、世界最大の新聞折り込み広告を使ったキャンペーンを展開すると発表した。折込広告の大きさは横幅186・5×縦147・8センチ。小型車「A3スポーツバック」の正面の写真が実物大で印刷されており、ギネス世界記録に認定された。アウディがA3のめちゃめちゃ大きい新聞折込広告を作ったらしいw
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150416-00000514-biz_san-nb
言っちゃえば等身大パネル的なノリっぽいですが、単純なインパクトの大きさは言うまでもなく広告効果としてかなり高そう。まさにDAIGO風に言うなら「KKTS(広告効果高そう)」。
スペース要らず
何故なら、場所にとらわれずに設置できるメリットが大きい。実車を店内などに置こうと思ったら、スペースの確保が大変。でもポスターや新聞広告のような紙だったら、ただ壁にペタッと貼るだけ。場所的な制約がほとんどない。お店にも街中といった人通りの多い場所にも貼れるので、おそらく色んな人がマジマジと見てしまうかも。自分の身長や腕を広げた幅と比較してどうなのか、そうやって遊びながら比較できたりしたら楽しめそう。ただあまり街中でリアルなポスターを貼っても、紛らわしくて少し危険かも知れないですが。
例えば、ダイハツのウェイクやタント、スズキのスペーシア、日産デイズルークスとか、ああいう巨大軽自動車にはピッタリの広告。大きい軽自動車という評判はあっても、ディーラーさんにわざわざ足を運んだりしない限り、あまり体感できるもんじゃない。街ナカで他人様のクルマをまじまじとチェックするわけにはいかないですからね。
ホンダ・S660の納期に関する記事でも言及しましたが、一時的に人気が出てしまうとディーラーに試乗車すら用意できないこともある。アウディといった高級車のディーラーさんは特に少ないので、そういう時にも巨大ポスターは立派な代用品になる。
持ち運びに便利
等身大パネルの場合、どうしても板状だから持ち運びは不便。でも紙だったらクルクルっと丸めて棒状にすることも可能だから持ち運びが便利。今回のアウディ・A3は新聞折り込み広告ってことですが、簡単に折りたたむことができるので容積を取ることはない。広い家だと壁に貼って楽しめたり、そういったことから若者の車離れが解消できるのかも。
表現の幅が広がる
他にも実車とは異なり、写真だからこそできる表現も増える。例えば昼間だと実際にライトを点灯させてても雰囲気が分かりづらいですが、ヘッドライトを点けた写真の状態だったら雰囲気はバッチリ伝わる。自動車サイトのオートックワンさんとかでは、たびたび新車が発売されると画像を真っ二つにして旧型と新型を比較してる演出をたびたびされてます。これは等身大の写真でも同じように比較させられるはずだから、直感的にどこがどう大きくなったかor変化したのか分かりやすいと思う。
でも単に自動車の等身大パネル・広告を作るだけでは味気ないので、そこに美女や有名人を運転席や助手席に乗せるっていう演出もアリ。クルマのCMでは有名人もよく起用されてますが、あまり実際にドライビングしてるシーンは少ない。あえて有名人に限る必要もないですが、実際に誰かが乗ってる画像があることで、いざ自分が購入してドライブしてる絵が想像しやすい。
要するに、広告としての表現の幅が広がるんじゃないかと思いました。
最近、AudiではA7・スポーツバックがマイナーチェンジしたらしいですが、今後はA3ではなく他の車種でも同じような広告展開がなされるかも。原始的な方法ではありますが実は消費者への訴求力が高いと思うので、アウディ以外の他のメーカーも追随しそう。主婦さんは軽自動車に乗ってるイメージがあるので、きっとスーパーマーケットあたりにでも貼ればインパクト大。