ジャンクション(JCT)の意味を説明
ジャンクションとは、高速道路と高速道路同士が連結した複雑な立体交差のこと。英語では「junction」。略称は「JCT」。広義の意味においては、複数の道路が一箇所or複数箇所で交差している立体的な構造物を意味する。類義語には「インターチェンジ」があり、同じく「完全立体交差型」と平面交差も部分的に存在する「不完全立体交差型」がある。
由来と起源
近年ではジャンクションといえば、曲がりくねったランプウェイ構造の立体交差状の道路を思い浮かびがち。しかしながら、中世以前の道路というと真っ直ぐの直線的な形状だけだった。曲がった道などを作っても、無駄な距離が生まれるだけ。その結果、どうしても町と町を結んでいる道路同士が交わってしまうことが多かった。ただ、そこがひとつの公益地点として更に町として発展。そして、道路同士が交わった交通結節点が「ジャンクション」と呼ばれるようになり、今日の街や道路の名前として残っているものもある。
つまり当時に使われていたジャンクションという意味と、今日において使われるジャンクションとでは意味合いが異なる。
目的は交通事故を減らす
ジャンクションの目的としては、高速道路上での交通をスムーズに進めることにある。特に高速道路が密集した都心部においては、交通量が莫大に増加しがち。そのため自動車同士の往来を制御する必要があり、ジャンクションの構造も曲がりくねるなど複雑で大規模なものになりがち。建設費用に莫大な税金を投入せざるを得ないため批判も多いが、その構造的な魅力にはファンも多い。
ちなみにインターチェンジとジャンクションの違いの説明はこちら。