http://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/tushosoku/1501tushosoku4.htm |
この理由を少し考察してみた。
新型アルトは法人需要を取り込めてるか?
昨年末にフルモデルチェンジしたスズキ・アルトですが、やはり注目されたのがデザイン。かなり思い切ったデザインで、良い意味で軽自動車感を感じさせない。ただ自動車を購入してるのは別に個人だけではなく、企業や会社といった法人さんが購入してるパターンも多い。要するに「営業車」として使用。
じゃあ営業車として新型アルトを見た場合、このデザインはアリなのか?ナシなのか?ということ。やはりムダに目立ちすぎる感は否めない。
実際、同じく最近フルモデルチェンジしたトヨタのミニバン車アルファードも、デザインがギラギラしすぎてて法人需要は芳しくないらしい。新型アルトもそういった法人需要を取りこぼしてる可能性は高そう。
このデザインは選択肢の一つとして留めておいて、具体的には新型アルトラパンとして発売すべきだった?、あくまでベースのデザインはもっと地味でフツーな感じにしておくべきだったのかも。デザインの良さが結果的に首をしめてるのかも。
ホンダとダイハツの考察
http://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/tushosoku/1501tushosoku4.htm |
ホンダのN-BOXが堂々の一位。毎回言ってる気がしますが、ド安定感がハンパない。新たに登場したエヌボックススラッシュの販売が効いてる模様ですが、この状況で販売をV字回復させる底力は見事。
一方ダイハツのタントはウェイクの登場によって、子育て世代向けの需要が分散してる印象。今後はタントが首位を独走するのは正直厳しそう。もちろん結果的にはウェイクのおかげで、メーカー全体でダイハツはスズキを上回ってるので何とも言えませんが。
実用的な自動車が売れてない?
ただ、ちょっと軽自動車の販売全体が芳しくない。ホンダはエヌボックススラッシュのおかげで販売増を達成してるものの、スズキもダイハツも前月より2万台近くも減らしてる。http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking.html |
マツダのクリーンディーゼル車・デミオや、ホンダ・ヴェゼルやトヨタ・ハリアーといったSUV車が前年より販売を伸ばしてる現状を考えると、前述の軽自動車販売も然り、「実用的だけ」だと自動車が売れない現状を示してるのかも。
…という結論で結ぶと、冒頭のスズキ・アルトの考察が全部台無しになってしまいますが(笑)