2014年12月26日金曜日

【悲報】燃料電池車に使う水素の価格がボッタクリすぎる件



トヨタの燃料電池車ミライで使う水素の価格
JX日鉱日石エネルギーは12月25日、(中略)水素販売価格を1キログラム当たり1000円(税別)にすることを決定したと発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141226-00000049-mycomj-sci
トヨタ・ミライなどの燃料電池車で使用する水素の価格が発表。それが1キログラムあたり1000円だそう。

たっか!

1キログラム=1リットル

1キログラムは言い換えると、1リットル分。ガソリン価格が1リッター150円前後(14年12月下旬現在)ってことを考えると、単純に水素の価格はガソリンの6.6倍!

やっぱり高ッ!!

トータルの負担がハイブリッド車と変わらないワケ

でも一瞬ビックリするような価格ですが、実は燃料電池車のトータルの負担はそこまで重くならないそう。

なぜなら、水素1キログラムあたりで走行できる距離が、およそ100kmちょっとと長い。例えば、5キログラムの水素(5000円分)を入れると、走行距離が500~600km程度になる。

トヨタのプリウスなどのハイブリッド車の実燃費がリッター20kmだと仮定したら、600km走行するには30リットルのガソリンを消費。ということは、ちょうどトータルの負担が4500円ぐらいになる。

つまり、あんま変わらない。むしろ5リットルの水素を給油…ならぬ給水するだけでいいんだったら、燃料電池車の補給時間はかなり短縮できるかも。

ただ、それでも水素価格は高い印象。水素を1キログラム生成するだけで、そんなにお金やエネルギー(油)を消費するんだったら、元も子もねーなーと思わなくもない。もう少しガソリン価格に近づけられると、燃料電池車が将来の主流車になれる可能性は秘めてるんでしょうが。