まずはラインナップされた10車種をまとめてみた。全部が「妥当」と呼べる車種ばかりだった。今年発売された新車の「層の厚さ」を実感。
国産車
ヴォクシー・ノア(トヨタ)スカイライン(日産)
N-WGN(ホンダ)
デミオ(マツダ)
レヴォーグ(スバル)
ハスラー(スズキ)
軽自動車が2車種。ホンダはヴェゼルが選ばれるかと思ったら、発売日はギリギリ去年だったんですね。
最近フルモデルチェンジしたばかりのマツダ・デミオもさっそくラインナップ。ハイブリッド化されたトヨタのヴォクシー・ノアも相当売れたので、妥当すぎるぐらいの選抜。
輸入車
メルセデスベンツ・CクラスBMW・i3
クライスラー・ジープチェロキー
プジョー・308
今年7月にフルモデルチェンジしたメルセデスベンツCクラスがラインナップ。個人的には、GLAクラスがラインナップされてても面白かった気がする。2014年はベンツの勢いを象徴するような年だった。
ジープチェロキーも個人的にツボったSUV。インポート・カー・オブ・ザ・イヤーぐらいには選ばれそう。最近発売されたジャガー・ランドローバーの「ディスカバリー・スポーツ」も、なかなか渋いデザインでハマった。
イヤーカーは、ハスラーかレヴォーグ!
昨年はフォルクスワーゲン・ゴルフが輸入車初のトップでしたが、今年はどうだろう。ベンツCクラスやジープチェロキーも面白いけど、今年は国産車が強いイメージ。新車が売れないと叫ばれてますが、何気に当たり年。やはり個人的に推したいのが、スズキ・ハスラー。アラレちゃんとのコラボCM然り、今までクルマに興味を持たなかった層にも興味を与えた軽SUV。製造が間に合ってないので販売台数は程々の数字ですが、もしハスラーが1年前2年前に販売されてたら毎月3万台以上売れててもおかしくない勢い。
カーオブザイヤーで選ばれたクルマが、今後も売れ続けることも重要なはず。だから「一般目線」を考慮するとハスラーが一番妥当な車種だと思う。
もしくは、スバル・レヴォーグ。ステーションワゴンが衰退したと言われて久しい中、先月9月の新車販売台数は7800台。同じくラインナップされたノアと日産セレナと同レベル。
ステーションワゴンというカテゴリを盛り上げたという功績は大きいはず。今年初めにはゴルフ・ヴァリアント、最近でもCクラスステーションワゴンがフルモデルチェンジしたり、まさにレヴォーグはその先駆け。
来年以降もステーションワゴンを盛り上げるためにも、レヴォーグという選択肢はアリだと思う。