2014年9月1日月曜日

YouTube300万回超!ベンツGLAのCMが人気のワケ!



今年5月に新しく発売されたメルセデスベンツ「GLAクラス」のCMが、YouTubeの再生回数で300万超えしたそう。わずか3ヶ月足らず+高級輸入車というジャンルを考慮すると、かなり驚異的な数字。


最初は安っぽいドット絵から始まって、どこか懐かしさを感じつつ、やはり古臭さも感じる。

ただマリオがゴールした瞬間に、颯爽と現れるベンツのGLAがカッコいい。安っぽいドット絵に見慣れた後だから、GLAのエクステリアが強烈にドーンと印象に残る。

最初はお馴染みの認知度が高いマリオを持ってくることで、視聴者の注目を集めたのも上手い。「何のCMやろう?」と思った瞬間、ちょうど良いタイミングで商品がボン。訴求力としては抜群。

「高級車とマリオ」というミスマッチ感も、印象として残りやすい。マリオもベンツとコラボすることで、任天堂のブランド力も高まる。まさに相乗効果。

良い意味で「遊びゴコロ」を演出できてる。ラストは外国人風のマリオが、クリボーにあたってゲームオーバーというオチも笑える。SUVというジャンルはカッコ良さ以外の部分でも追求していくべきなんだと感じさせる。

普通だったら話題性も考えて、WiiUの最新のマリオカート8を使いたいところ。GLAは新しいベンツのブランドですから、先進性を同時にアピールしたい所。そこを敢えて「外す」という勇気。

ドット絵と最新ベンツというギャップ感がなかったら、ここまで話題になってなかったはず。

有名タレントさんなどを起用しがちですが…

自動車に限らず、CMでは有名なタレントさんやキャラクターを起用されることが多い。もともと認知度が高い存在を使うことで、自分たちの商品の認知度も高める一番効果的な手法。

ただタレントさんだけが浮いてて、あまり商品の関連性が見えないCMも多い。消費者からすると、やはりしっくり来ない。そこから読み取れるのは「コンセプト作り」の重要さ。そこに目的や意味がなかったら、単に有名なタレントさんを起用するだけだと効果は薄いと思う。

日本車だと、ダイハツ・ムーヴの裁判風のCMは面白い。タレントや商品そのものの個性も伝わってきて、お互いの良い部分を取り入れて噛み合ってる印象。裁判のCMが始まれば、ムーヴだと直感的に分かるのも大きい。

10月のフルモデルチェンジ以降も、役所広司などお馴染みの面々が起用されるのかは知りませんが、おそらく今後も変えない方がベターな選択だと思う。

改めてになりますが、ベンツ・GLAのCMは何度観ても面白い。ちなみにこのGLAの購入サポートは今月21日までだそう。