2014年7月30日水曜日

レクサス高級SUV「NX」が遂に発売!目玉は新型2Lターボだけじゃなかった!



レクサスは7月29日(火)、新開発2リッターターボエンジンと、2.5リッターハイブリッドシステムの2種類のパワーユニットを設定する新型プレミアムコンパクトSUV「NX」を発売開始した。
http://autoc-one.jp/lexus/launch-1848541/
今年の北京モーターショーで市販バージョンが公開されて話題になった、レクサスNXがやっと発売。見た目からして、めっちゃカッコいい!

目玉は何と言っても、レクサス初の2.0リッター直噴ターボエンジンですが、実はそれ以外にも色んな新機能が目白押し。


コンパクトSUVとは言いつつも…

まずレクサス新型NXのボディーサイズを見てみると4,630mm×1,845mm×1,645mm(全長×全幅×全高)。レクサスからは既にSUVである「RX(4,770×1,885×1,690mm)」が発売されてますが、それと比較すると一回り小さい。

このことからコンパクトSUV・クロスオーバーと言われてるんですが、実はそこそこデカイ。

例えばマツダ・CX-5のボディーサイズは4,540×1,840×1,705mm、スバル・フォレスターのボディーサイズは、4,595×1,795×1,695mm。高さ以外では新型NXの方が勝ってる。ちょうどCセグメントとDセグメントの中間らしい。

だから、あまり「コンパクト」という響きに良くも悪くもダマされない方がいいのかも。あくまで北米仕様で…ってこと。ちなみにレクサスRXより一回り小さい新型NXですが、それでもRXと室内空間や収納スペースなどはほぼ同じぐらい広いらしい。

NX200tがターボ、NX300hがハイブリッド

NX200tシリーズで、レクサス初の2.0L直噴ターボエンジンが採用されるそう。カムリやクラウンのハイブリッドが搭載するAR型の流れを汲んでるらしい。

そのスペックを見てみると、最高出力が238PS最大トルクが35.7kgm。CX-5の2.2Lディーゼルエンジンが、最高出力175PS最大トルク42.8kgm。フォレスターの2.0L直噴ターボエンジンが、最高出力280PS最大トルク35.7kgmなので、決して見劣りしない。

ただカタログ燃費を見ると、リッター12.8kmとやや平凡。それでも馬力を考えると必要十分。ちなみにレギュラーガソリンではなく、プレミアムガソリン仕様だそう。さすがにレクサス購入する人が気にする部分でもないか。

そして、2.5Lハイブリッドエンジンを積んだNX300hシリーズを見ると、燃費がリッター21.0kmとなかなかの数値。というか、「2AR-FXE」というハリアーハイブリッドで使われてるエンジンと同じ。

駆動方式では、4WDの設定もあり。前後のタイヤでトルク配分を自動的に制御してくれる「ダイナミックトルクコントロールAWD」が採用されてるそう。最近だと日産エクストレイルなどでも採用されてた気がする。

至れり尽くせりのリアシート

何気にスゴいと思ったのが、リアシートが自動的にスイッチ一つで自動的に格納したり、リクライニングやってくれたりするそう。「パワーフォールディング機能付き電動リクライニングリアシート」とめちゃめちゃ長い名前の機能ですが、世界初らしい。

他にもスマホを置いとくだけで、勝手にワイヤレスで充電してくれる。「Qi」と呼ばれる規格でないと無理だそうですが、まさに近未来的。

しかもレクサス新型NXでは屋根も開いちゃう。レクサスにはムダとも思える機能ですが、アウトドアなどを考慮したらSUVにはむしろ必須機能なのかも。

ここまで来ると、ただの『住居』。あとは足りないのがお風呂や台所だけ。全てが事足りそうな雰囲気。



http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140729_659723.html
内装が上質なのは言うまでもなく、これだけバリエーションにも富んでるので、買い物してる間こそ楽しいクルマなのかも。

新型NXの充実した安全機能

トヨタはあまり安全機能が充実してるイメージがないんですが、レクサスブランドだけあってさすがに充実。

ノートやデイズなど日産が必死にアピールしてる「アラウンドビューモニター」風の機能が完備。バック駐車する時、上空から自分のクルマを確認できるような仕組み。

スバルのEyeSight3のような、車線をはみ出しそうになると自動的にハンドルを制御してくれる。「レーンディパーチャーアラート」と呼ぶそう。他にも急加速を防ぐ機能も標準装備で、かなり安心できるクルマになってる新型NX。

もちろんミリ波レーダーの自動ブレーキも装備。時速差が30km/h以内であれば、走行中でも衝突回避してくれる。さすがにEyeSight3ほどではないが、標準的なレベルと言えそう。

そしてその機能を利用して、後方側面から現れる自動車を検知。そしてドアミラー内で警告表示してくれる機能(BSM)も付いてるそう。見た目はカッコいいNXですが、後方に対する視認性は正直最悪。ある意味、必須の安全機能かも。

TRDというトヨタ系列の会社では、既に新型NXのパーツも発売中。かなりスポーティーに変身。

最近、日産「スカイライン クロスオーバー」がルーフレールを標準装備して一部仕様変更するなど、高級SUV市場だって結構活気づいてるのかも知れない。