三菱自動車は『eKワゴン』『eKカスタム』に、クラストップの低燃費30.0km/Lを実現させるなどの一部改良を施し、6月26日(木)から販売すると発表した。三菱のeKワゴンがマイナーチェンジ。燃費がリッター30キロになって、スズキ・ワゴンRと肩を並べる。
http://autoc-one.jp/news/1812788/
燃費改善の主な要因が、ワゴンRと同じように「回生エネルギーを蓄積する電池」を積んだから。
ただ実はあまり喜べない可能性が高い。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2014/02/jn140213-2/jn140213-2.html
何故なら、三菱…というより日産デイズルークスに載せてるニッケル水素電池がめっちゃデカイ。空き缶より背が高く、幅もえらいことなってる。今回三菱eKワゴンに積んだ電池も、おそらくこれぐらいのはず。
だからどこに置いてあるのかは知らないですが、三菱eKワゴンの「室内がかなり狭くなってる」と考えられる。
ちなみにスズキのワゴンRに使われてるリチウムイオン電池は、これぐらい小さい。ちょうど助手席の下にスッポリ収まるサイズ。ただ実際のワゴンRの助手席の下では、これが丸見え。メーカーも少し気を使えよって話なんですが、室内空間を殺さない方を選んだ点は評価したい。
ニッケル水素電池はリチウムイオン電池より価格が安いんですが、とにかく容量がかさばる。今のところ日産DAYZには採用されてない理由も、「スペース」以外に考えにくい。
今回はそこを敢えて、三菱eKは燃費面を優先させてきたというところ。ただ現状が29.2km/Lだから、そこまで伸びてない。やっぱり体積がかさばるだけではなく、ニッケル水素電池は重いんだと思う。まさに燃費追求のための燃費追求。
果たして、それが販売台数増に結びつけられるのかどうかって感じでしょうか。