2014年5月30日金曜日

【悲報】高速無料化が更に遠のく 2065年9月まで有料化決定



古くなった高速道路の改修費を賄うため、道路の有料期間を15年間延ばす改正道路整備特別措置法などの関連法が28日の参院本会議で可決、成立した。旧道路公団の民営化時に2050年までとしていた料金徴収期間を15年延ばし、65年までとする。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2800E_Y4A520C1EAF000/
高速道路の無料化がまた一歩遠のいた。法律では2050年以降、高速道路では料金を徴収しないことが決まってた。

ただ今回、料金を徴収する期間をそこから更に「15年間」伸ばす法律が、参議院で可決成立。つまり、2065年までずっと有料化が確定。これから50年…ってことなので、おそらく国民のほとんどが生きてる最中に無料化は期待できない。


老朽化したトンネルなどを補修する費用が必要?

その主な理由が、老朽化した橋やトンネルを補修・改修するために必要だから、だそう。この言い分は分からなくもない。

水道管や一般道路だって、放っておいても老朽化した耐久性が弱くなる。たまに「水道管が破裂して道路が冠水」というニュースが流れますが、その原因がやはり『老朽化』。当然、それを防ぐ補修は必須。

じゃあ、その金銭的負担を誰がするのかと言えば、やはり使用者。普段から日常的に使ってる消費者。高速道路で言えば、ドライバー。道路公団を民営化した以上、国(税金)に頼り切るのも問題だろう。

ただ、確かに道路は便利だからと言って、何十億円何百億円もする高価すぎる高速道路も要らんわけです。北海道で凍結されてた高速道路の建設が復活したり、「ちょっといかが?」と思う側面も多い。正直、山の中にトンネルとか通す必要ある?

4月の消費税増税の結果、高速料金も値上げ。安全のために維持管理費は必要だが、もっと全体的なバランスは考えてほしい。「俺達のところに高速がないのは不公平だから作れ!」なんて幼稚な論理がまかり通ることは許されない。