トヨタ自動車は4日、中国で20日から開催される『2014年北京モーターショー』(一般公開は23日~29日)に、世界初公開となるレクサスの新型ラグジュアリーコンパクトクロスオーバー「NX」を出展すると発表した。今月20日から始まる北京のモーターショーで、レクサスの新型SUV「NX」が出展されるらしい。
http://news.livedoor.com/article/detail/8704378/
既にレクサスにはSUV車種が用意されてる。それがRX。NXの位置付け的には、そのコンパクト版。
http://youtu.be/QzZA-YhfS7k
まだ画像自体は公開されてないようですが、2月のデトロイトモーターショー14が開幕する前日にアメリカの自動車アナリスト協会主催の会議で、トヨタのお偉いさんの基調講演でその画像らしきものが公開。
コンセプトカーと比較すると、ヘッドライトがやや大きくなった感じ。コンセプトカーのNXは、ただただイカツイ印象。
NXのベースはRAV4
NXのベースは、「RAV4」。日本では販売されてませんが、アメリカや新興国ではブイブイ言わしてるSUV。昨年末にフルモデルチェンジしたハリアーも、このRAV4がベース。軽自動車の新型車では、ベースを他の車種から流用することが多いですが、こういう高級車でも当たり前なんですね。トヨタのカイゼン力という奴でしょうか。
RX・ハリアーと車体サイズ比較
車両サイズは全長4640mm×全幅1870mm×全高1630mm、ホイールベース2700mm。レクサスRX比で130mm短く、15mm狭く、60mm低く、ホイールベースが40mm短い設定。…んだそう。
NX 4,640×1,870×1,630×2,700mm
レクサスRX 4,770×1,885×1,690×2,740mm
RAV4 4,570×1,845×1,660×2,660mm
ハリアー 4,720×1,835×1,690×2,660mm
(全長×全幅×全高×ホイールベース)
ざっくり比較すると、こんな感じ。やっぱりレクサスRXと比較すると、小ささが際立つ。ただその分、車体は軽量で軽快に走ってくれそう。小回りも効いて運転しやすそう。
ハリアーと比較すると全長が8cmも短いですが、全幅が3.5cm大きいので、乗り心地の面ではその分快適かも。ホイールベースもNXの方が4cmも長いので、室内面ではハリアーよりも広い可能性が。
ちなみにレクサスRXは昔ハリアーとして販売されてたりした、ややこしい過去があるようですが、そこらへんは省略。
NXは、レクサス初のターボ車
そしてNXでは、レクサス初のターボエンジンが搭載される模様。しかもトヨタの自社生産ということではなく、ヤマハに委託するらしい。オートバイなど作ってるイメージしかなかったですが、ヤマハは自動車のエンジンも生産してたんですね。しかも高級車の。少し驚いた。もちろん高級感は言うまでもなく、これまではレクサスも乗り心地や燃費面で勝負してたんでしょうが、SUVということで「走り心地」や「走行性能」も頑張ってくると言った感じか。きっと新たな顧客層も開拓できそう。レクサスですらターボエンジンを積んでくるということで、他の大衆的な普通車も、この流れに遅かれ早かれ追随してきそう。
レクサスの2013年度の販売台数は、過去最高を誇ったそうですから、消費増税という向かい風の中でもこの勢いを維持したいところでしょうか。
高級SUVのハリアーは、先月3月の販売台数が7000台超えで、今も安定して売れ続けてる。納車待ちは平気で10ヶ月とか言われてるので、このNXも早めに予約しておくに越したことはないでしょう。来年10月には消費税10%にアップされるので。