新型ゴルフ Rは、2012年に発表された7代目ゴルフをベースに、シリーズ最強のパワートレインと「4MOTION」と呼ばれる4輪駆動システムを搭載した高性能モデル。日本国内の輸入車分野で、一番売れてるフォルクスワーゲンのゴルフ。そのラインナップに超絶的なエンジンを積んだモデル『ゴルフR』が登場するらしい。そのエンジンが日産スカイラインにも匹敵するほどのパワー。
http://jp.autoblog.com/2014/02/20/volkswagen-golf-r-launched-in-japan/
2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジン
2.0リッター直列4気筒直噴ターボ『TSI』エンジンで、最高出力が280ps(馬力)。回転数は5,100~6,500rpm。最大トルクは38.8kgm。回転数は1,800~5,100rpm。これがどれだけスゴいか。排気量3.5リッターエンジンのスカイライン(350GT FOUR HYBRID Type SP)と比較してみる。そうすると、3.5Lエンジンと2.0Lエンジンがさほど変わらない事実。
例えば最高出力が306ps(回転数6,800rpm)で、最大トルクは35.7kgf・m(回転数5,000rpm)。最高出力こそ劣るものの、トルクだけ見ると2.0リッターのゴルフRの方が上。
それらの数字からは『ターボの実力』も垣間見える。ターボの軽自動車がリッターカー並かそれ以上と言われるのも、あながち間違ってないことも感覚的に分かる。
普通車(リッターカー)の分野ではターボ化が日本は遅れてるので、今後どういう税制に変わるかは余談は許さないが、日本も早くそういうクルマが発売されるといいなーと。
ただダウンサイジング化を極めすぎても燃費は良くならないのか、スカイラインがリッター16.8キロに対して、ゴルフRはリッター14.4キロとカタログ燃費で2キロほど溝を開けられてる。
見た目のスペシャリティー感
エンジンスペックが変わらないように、価格面でもほぼ500万円と変わらないらしい。ただそれにしてはゴルフRの場合、エクステリアにスペシャリティー感はない。良くも悪くも、見た目がゴルフのまま。せっかく中身が素晴らしいので、もう少しデザインに工夫があっても良かったのかも。ゴルフは敢えて日産車で例えるとマーチのような車種か。でもマーチがめちゃくちゃ走るようになったからと言って、400万円500万円出せるかはやや疑問なところ。