2014年3月31日月曜日

14年4月以降、エコカー減税幅拡大も、免税車ほど負担大?



エコカー減税では(中略)「自動車取得税」と「自動車重量税」が減税されるのだが、これまで「50%減税」であった対象車は「60%減税」へと拡大。さらに「75%減税」であった減税車は「80%減税」へ減税率が拡大される。
http://autoc-one.jp/special/1700082/


とうとう明日4月1日から消費税が8%。ガゾリンもリッター5円ほどは確実に値上がりするらしい。どうかエイプリルフールであってほしい(´・ω・`)

とりあえず、そんな現実逃避してても仕方ないんですが、消費税が上がる代わりなのか、その分だけ減税される分野もある。例えば、自動車取得税は、普通車で2%軽自動車で1%下がる。

他にも、エコカー減税も手厚くなるそう。既に引用した記事に書かれてますが、これまで減税幅が50%だった対象車種は60%に、75%減税だった対象車種は80%まで拡大。

他にも自動車関連税の見直しがあるらしく、もろもろ減税が拡充されてて、数日前の新聞によれば、これまで減税されてなかったクルマほど、負担の影響が小さい。つまり、差し引きでは免税車ほど負担が増える。

「減税なし」と「免税100%」を比較(軽自動車)

第一生命経済研究所の試算では、110万円の軽自動車(ムーヴやワゴンRなど)を購入した場合。消費税増税による負担増は、「減税なし」だった車種も、「免税100%」だった車種も、お互いに3.3万円プラス。

ただ自動車関連税見直しによる負担減が、「減税なし」が9900円に対して、「免税100%」は4180円の負担減。つまりトータルでは、免税車の方が5720円分だけ負担の影響が出る

「減税なし」と「免税100%」を比較(普通車)

例えば、210万円の普通車(アクアやミニバンなど)の場合は、軽自動車と比較して、目に見えて負担の差が生まれる。「減税なし」も「免税100%」のどちらも、消費税増税による負担増は6.3万円。

ただ自動車関連税見直しによる負担減が、「減税なし」の車種だと3万7800円に対して、「免税100%」の車種では1万4280円。つまり2万3520円の差。

カタログ燃費競争が緩和?

元々カタログ燃費が優れてる車種は優遇されたことも大きいが、それにしても免税車と非免税車の開きが大きい。これだと低燃費車を率先的に選ぶ理由が少なくなる。

でも、これがキッカケで「過度なカタログ燃費競争が終わる」という良い意味での副作用が生まれれば、それはそれで消費者は歓迎すべきなのかも。

何故なら、トヨタ・アクアのカタログ燃費がリッター37キロで世界一ですが、まず実燃費の報告でリッター30キロすら超えたという情報は耳にしたことがない。本当カタログ燃費は欺瞞もいいところ。

そこら辺がもう少し常識的な範囲内で落ち着いてくれば、消費者としては健全なクルマ選びをしやすくなるはず。今現在は、どのメーカーも「数値を伸ばすことが目的化」しちゃってる節がありますから。