2009~10年にかけてトヨタ自動車が起こした大規模リコール(回収・無償修理)問題で、同社が米司法省に12億ドル(約1210億円)を支払うことで和解に達した。(中略)この和解で、トヨタ車の品質問題は収束に向かうことになる。
http://www.asahi.com/articles/ASG3M4483G3MUHBI00R.html
2009年2010年に起きたトヨタの大規模リコールに関して、やっと2014年になってアメリカの司法省と和解が成立したらしい。その額が1200億円。かつてない規模の和解金。刑事訴追される代わりに、ってことらしいが、えげつない(´ε`;)ウーン…
4・5年前に起きたリコール。その翌年には東日本大震災。泣きっ面に蜂とはまさにこのことで、不幸が重なる時は重なるもんである。
アメリカンリスク?
ただ中国でもしこういうことが起きると、盛んに『チャイナ・リスク』と新聞やテレビで煽られるが、何故かアメリカさん相手ではダンマリを決め込む不思議。アメリカが自由の国で企業活動は安心と言われがちだが、むしろ変わんなくね?いくらメーカー側に過失があったとは言え。
企業が刑事裁判にかけられることは、おそらく日本ではまずあり得ない。そう考えると、中国がどうこうアメリカがどうこうよりも、「日本の法律や行政はメーカーに対して甘い」としか思えない。
JR西日本の事故で経営者個人を裁けないので、『企業罰』を設けようかと一部で言われてますが、本気で考えてもいいのかも知れない。
×リコール◯情報公開
その時のリコールは「意図しない急加速」が問題視された。ただ、確かあれは間違いだったと分かった気がする。だったら、何故トヨタはアメリカの司法省の恐喝とも思える多額の和解金を支払ったんだろうか。それは「情報公開が遅れた」かららしい。不具合の情報がメーカー側に上がってきたら、とりあえず司法省に伝えるべき。そこに不備が多かったとのこと。ただそれだけで1200億円は、さすがアメリカ。規模が、桁が違う。
GMへの影響必至
そして最近また大規模リコールが発生したGM。これへの影響は必至。10年以上隠蔽してたとも言われてるので、トヨタ以上に惨憺たる状況が待ち構えてそう。現実問題、トヨタとは異なり死者もたくさん出てるようですから。結局「ウソつき者は救われない」ってことなんでしょう。