2013年12月29日日曜日

N-WGN、Customが受注大半を占める理由、オマケでムーヴカスタムと比較



2013年11月22日に発売した新型軽乗用車「N-WGN」「N-WGN Custom」の、発売後約1ヵ月での累計受注台数は、2013年12月23日現在、月間販売計画の約2倍となる、2万4,000台を超える好調な立ち上がりとなりました。(販売計画:1万2,000台/月)
http://www.honda.co.jp/news/2013/4131224.html
ホンダ・N-WGNの受注状況が好調というニュース。しかも、その大半がカスタム仕様。その理由をざっくり分析。

クルコン標準装備

その主な理由が、カスタムはクルコンが標準装備。ちなみにクルコンは「クルーズコントロール」の略で、アクセルを踏み続けなくても一定の速度でそれが維持できる。普通車には割りと用意されてる機能で、高速道路を走行する時に便利。

このクルコンがオプションでも付いてる軽自動車が、N-WGN以外には今のところ存在しない。ダウンサイジングを考えてる普通車ユーザーには、それが輝いて見えるのかも知れない。

ターボ比率の高さ

その根拠が、ターボ比率の高さから読み取れる。もちろん普通のN-WGNのGターボパッケージにはオプションでも付いてこない。面白いぐらい数字が顕著。

アクセルべた踏みせず、グーンと安定して高速道路を走行したいユーザーが潜在的に多いという証拠。各社は軽自動車でもクルコンをせめてオプションに用意しておくべきでしょう。

ダイハツ・ムーヴカスタムとの比較

このジャンルで一番売れてるムーヴと比較してみます。すると、N-WGNカスタムの割安感が更に実感できる。同じ自動ブレーキシステムなどが標準装備かつターボ仕様のグレード同士で比較。

まず価格面だとムーヴカスタムのRSSAが、148万円。一方N-WGNカスタムのGターボパッケージは151万円とやや高い。

しかし、Gターボパッケージの安全装備には『サイドエアバッグ』が標準装備。これをムーヴに装着しようと思うと、およそプラス95000円。ここで一気に逆転してしまう。そもそも冒頭で言ったように、N-WGNカスタムにはクルコンが付いてくる。ましてやパドルシフトだってありますわよ。


 しかも、まだまだ更にプラズマクラスターも付いてくる。日産のサイトを見たら、天井につけるタイプだったので微妙に違うんですが、それは約5万円。例え1万2万円でも、N-WGNカスタムのコスパの高さが際立つ

ただRSSAには15インチアルミホイールが付いてくるので(N-WGNは14インチアルミホイール)多少価格差は減るが、それでも「ちょっとムーヴさん何やってんですか?」状態。また機会があればハスラーとも比べてみたいんですが、ムーヴは何気にコスパが悪いことに気付く。