2015年3月20日金曜日

【違い】アトレー vs エブリイ vs バモスを買うなら?3車種を比較考察してみた【改良版】

先日、ホンダのワンボックス軽自動車・バモスとバモスホビオが一部改良。その少し前にはスズキ・エブリイワゴンがフルモデルチェンジしました。

そこで今回は軽ワンボックスを買うならどれがいいか、ダイハツ・アトレーワゴンを含めてバモスとエブリイワゴンの三つ巴の軽ワンボックスたちを比較してみたいと思います。


ちなみにバモスの商用車がアクティ、アトレーワゴンの商用車がハイゼットカーゴ、エブリイワゴンの商用車がエブリイ。車体の基本的なベースは同じだと思うので、乗用車版の比較も同様と思ってください。特徴や違いがあれば、その都度書いていきます。


バモスホビオは価格は安いが古めかしい

バモスホビオとエブリイワゴン アトレーワゴンを比較
最初の「バモスホビオ(G)」の車体サイズは、3395×1475×1880mm(全長×全幅×全高)。

室内サイズは1615×1250×1385mm(室内長×室内幅×室内高)。ホイールベースは2420mm。最低地上高は190mmとやや高め。

変速機は3速AT(燃費リッター15.0km)と5速MT(リッター16.8km)の2つがあり、唯一ミッション車が用意されてる。ちなみに先日の一部改良で燃費17.6kmを達成したのはバモスホビオpro。4ナンバーの商用車モデル。

エンジンスペックは最高出力が33kW(45PS)/5500rpmで、最大トルクが59N・m(6.0kgf・m)/5000rpm。価格が135万円で、燃料タンクは37L。

ホンダ・バモスホビオの特徴としては「一番価格が安い」ということ。アトレーワゴンやエブリイワゴンと比較しても、およそ5万円ほどお安めに購入できる。

ただ反面として、バモスにはターボエンジンが搭載されない。むしろアトレーワゴンもエブリイワゴンもターボエンジンがデフォ。

つまりエンジンパワーがないことを踏まえて考えると、燃費が抜きん出て良いと言えないことに気付きます。また回転域も高くてあまり実用的とは言えない。2015年3月に一部改良したとは言え、変速機は3速ATのままなどバモスに古臭さがあることは否めません。

でも既にバモスは新型N-VANとしてフルモデルチェンジを行っております。厳密にはバモスとアクティが一体化した感じ。そのためホンダセンシングを既に軽商用車でありながら搭載するなど、今回の比較記事の指摘は2018年時点で当てはまりません。


アトレーワゴンはエンジンがパワフル

アトレーワゴンとバモスホビオ エブリイワゴンを比較
続いて「アトレーワゴン(カスタムターボRS)」の車体サイズは、3395×1475×1875mm(全長×全幅×全高)。 

室内サイズは1970×1310×1350mm(室内長×室内幅×室内高)。ホイールベースは2450mm。最低地上高は160mm。エブリイワゴンの150mmにはやや劣る。

変速機は4速AT。エンジンスペックは最高出力が47kW(64PS)/5700rpm。最大トルクが103Nm(10.5kgm)/2,800rpm。燃費はリッター14.4kmと一番悪いと書いたんですが、直後の2015年4月3日に一部改良。

燃費がリッター14.8kmに向上したものの、エンジンスペックが最高出力は変わらないものの、最大トルクが91Nm(9.3kgm)に大幅ダウンし、現在ではエヴリイに負けております。

当初は「ターボエンジンの力強さが挙げられる。最大トルクが100Nmを超えるなど、軽自動車としては必要十分」と評価しましたが前言撤回。

アトレーワゴンの価格は140万円から。燃料タンクは40L。三車種の中では燃費が一番悪い状況は変わらないものの、燃料タンク容量は40Lとエブリイとバモスより大きいのが特徴。

カタログペックでは劣っていても、実燃費ではエブリイワゴンやバモスホビオと見劣りはしないと思うので、おそらくアトレーワゴンが走行距離が一番長く走れる軽商用バンの可能性が高そうです。


エブリイワゴンはトータルバランスが優秀

エブリイワゴンとアトレーワゴン バモスホビオを比較
続いて「エブリイワゴン(JPターボハイルーフ仕様)」の車体サイズは、3395×1475×1910mm(全長×全幅×全高)。

室内空間は2240×1355×1420mm(室内長×室内幅×室内高)。ホイールベースは2430mmとアトレーワゴンに負けるものの、車体サイズと室内空間はトップ。また最低地上高は150mmと一番低く、乗り降りしやすい。

変速機は4速AT。エンジンスペックは最高出力が47kW(64PS)/6000rpm。最大トルクが95Nm(9.7kgm)/3000rpm燃費がリッター16.2km

ちなみに商用車のエブリイは変速機5AGSの効果か、燃費がリッター20.2kmと乗用車並。バモスホビオproの燃費がリッター17.6kmということを考慮しても、商用車としては最高クラス。世の店長さんや社長さんのお財布に優しい。

エブリイワゴンの価格は143.6万円からで、燃料タンクが37L。

スズキ・エブリイワゴンの特徴としては、価格は一番高いもののトータルバランスが一番優れてる。全高は190cmを超えるなど、アトレーワゴンの187.5cmと比較しても顕著に高い。

また車内の広さもアトレーワゴンやバモスホビオの追随を許さない。ハイゼットカーゴなどと比較して相当広い。エンジンもそれなりに力強く、燃費もATモデルでは一番低燃費。最低地上高も低く乗り降りしやすいなど、トータルバランスが優れていると言ってもいいでしょう。

エブリイワゴンは自動ブレーキ(赤外線センサー式)が標準装備されてることが一番大きい。当初はアトレーワゴンなどはオプションでも設定されてませんでした。

ただし、2018年現在ではアトレーワゴンに「スマートアシスト3」が設定。しかもステレオカメラタイプの自動ブレーキを採用しており、性能差ではエブリイワゴンを圧倒。

既にホンダ・N-VAN(バモス後継車)が発売された現在、安全性能の高さではエブリイワゴンが後塵を拝するカタチ。


【比較】アトレーとエブリイとバモスの違いまとめ

以上、ダイハツ・アトレーとスズキ・エブリイとホンダ・バモスの比較記事でした。

結論からまとめると、特に理由がないんであればエブリイワゴンがベターな選択。室内空間や荷室空間など含めて一番トータルバランスが優れてる。とりあえずホンダ・バモスがとにかく微妙。

ただし、2018年現在ではスズキ・エブリイの自動ブレーキはかなり見劣りします。本当に初期に赤外線センサータイプの自動ブレーキのため、ハッキリと言うと使い物にならないレベル。

そのため現時点で選ぶのであればホンダ新型N-VANを最もおすすめします。厳密には商用車にカテゴライズされるものの、N-BOXがベース車両だけあって全ての面においてレベルが高いです。

ちなみに自動車比較サイト「カーギーク」【車種比較】エブリイ vs ハイゼットカーゴ【車種比較】N-VAN vs N-BOX【車種比較】ハイゼットカーゴ vs N-VAN【比較】エブリイワゴン vs ウェイクなどもご参照ください。



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